【 ツーバーフォーの家リフォーム ・50代夫婦の家 : なずなハウス 】
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あなたは家に、自分の居場所がありますか?
もしないとしたら、あなたの家は
住居として崩壊してるのかもしれません。
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ではなぜ 居場所がなくなるのか・・・
理由の一つは、家族の中の人間関係が崩れてしまうから。
もうひとつ、、、家が、暮しの器として機能しなくなるから。
( 前回 のつづき )
家が暮しの器として機能しなくなる
新しい施主のお宅に伺う時
「 物が片付いてなくて・・・ 」
という事を多くの方が言われます。
確かに、物が多い(多く見える)お宅があります。
そして
「 片付けがへたなんです・・ 」
とも言わる事があります。
へたかどうかはともかく、確かに家の中の物はたくさん目につきます。
でも・・・
正直に言って
片付けがうまいかどうかの以前に
そもそも その家では片付けるのは無理 なんです。
だって、収納する場所がないし、
物を収納する事を ちゃんと考えて作られていません。
家というか、、、極端に言うと 単に 『箱』 です。
【 なずなハウス 工事前のリビングには、物を収納する部分はなく 箱のような部屋だった】
箱の中で暮らすわけですから
物を収納するために家具が置かれます。
その家具がまた『物』と化し、箱(部屋)の中でうまく納まらず
ツギハギの『物の壁』できていいきます。
片付いていない状態を「気持ちいい」と思う人は
あまりいないと思います。
でも、その状況をなんとかしようと思っても
『箱』の中では、どうにもやりようがありません。
ですから
「とりあえず・・・」で物が置かれ
無秩序に物が、部屋の中で勢力を拡大していきます。
無秩序さ、乱雑さ
これが人に気持ちに与える影響力はとっても強いです。
「まっいいや・・・」
だんだん家の事なんかどうでもよくなります。
そしてさらに物が増え、人の居場所を狭くしていきます。
落ち着かなくなります。
家が居心地悪くなり、、、『居場所』じゃなくなります。
【 なずなハウス 工事前 :
本が好きな施主は、幾つもの家具を買って収納したがその家具が、うまく部屋に納まらなかった 】
一般的な家は、『箱』をどれだけ入る家にするかが注目されます。
建売では、その土地に最大限 箱 が入ればいいのです。
実際の暮しは 「勝手にやってね~」という事になります。
買う人は 『箱を買う』事で頭の中はいっぱい。
持っている物がどんなふうに納まるかなんて考えが及びません。
そして、どんなふうに暮らせるかなんてまったく思いもしません。
多くの場合
住み始めて、「何か違う」「何かうまくない」と気づくのかも・・。
なんとかやりくりしていくんでしょうけど、、、
「何か違う」という感じは、なくなりません。
物が片付かない。。
使い勝手の悪さに毎日ストレス。。
部屋と持ってる物の量のバランスが悪く
現実的に自分のスペースすらない。。
となったり・・・。
描いていた暮しとの違いに、家の事が嫌になる・・・かも。。
【 ツーバーフォーの家リフォーム ・50代夫婦の家 : なずなハウス
壁側に 棚と収納カウンターを作った。そこに納まる物だけにした。】
家は、暮しのための器(うつわ) です。
器として3つの役割があります。
一つ目は、
物理的に物を納める事。
二つ目は、
日常の行動(生活)が支障なくできる場である事。
三つ目は、
住む人の心や感情を支える事。
暮しを楽しむための場である事。
物が納まらなくなれば 日常生活に支障がでてきます。
日常生活に支障が出れば、気持ちに影響がでて
暮しは楽しいものではなくなります。
つまり、
受け入れられる物の量を超えると
暮しの器として機能しなくなり
そこに暮していく事が
行動の面でも精神的な面でも問題が出て来る
という事です。
それが進めば、
住居として崩壊してしまいます。
(つづく)
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