建築家 小井田康和さんが亡くなっていた。
全く知らなかった。。 昨年(2006年)の事。
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偶然に見つけた小井田さんの事務所のHPを見ていて、今になって初めて知った。
まだ60代前半だった。
まだまだこれからもずっと小井田さんの「いい家」が見れると思っていた・・・
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直接お会いしたこともなく、雑誌で拝見しているだけだった。
けれど、いつも、「いい家だなぁ」としみじみ眺めていた。
あこがれの家だった。
住宅を設計する者として、目標とする方のうちの一人だった。
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小井田さんの設計する家は、まさに 「普通の家」。
ただし 「普通の家」 という意味は、
私も目指す 上質の 「心地いい家」 。
主張するでもなく、強要するでもなく、さりげなく、自然体で、でもその空気感は何かが違い、暮す事、生きる事が楽しい・・・・・
そうゆう家。。
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建築基準法が改正され建築確認業務が混乱しようが、これからもたくさんの住宅が建ち続ける。その中のうち、「いい家」と思えるのはほんのわずか。
小井田さんの設計する家は、住宅として指標となるものの一つだった。
日本の住宅建築において、おしい人をなくしてしまった。
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小井田さんの事務所は、奥様とスタッフの方が引き継いで活動されているとのこと。
これからも「いい家」が作られていくでしょう。