自分の『好き』な物事の基準を、ちゃんと言葉にできる人は、
なかなかいないかもしれません。
『好き』は、感覚的な部分で判断していますが、
自分がどんな事を『好き』と思うのか、
それを意識して、明確にしていくと、
その明確にできたものが
自分の『価値の基準』 になります。
では、どうやって明確にするのか・・・・
自分の身の回りにある物を見て、何がよくて買ったのか
考えてみる事・・・
雑誌など見て、好きなもの嫌いなものに印つけて
その傾向を考える事・・・
そんな方法もあります。
ただ、傾向を考える時
無理にはじめから『理由』をしぼってしまうのではなく
好きな理由、嫌いな理由をどんどん書き出し、
それをグループ分けしていくといいかもしれません。
好きな物の分野だと、「なんとなく全部好き」だったりして
その理由がはっきりできないかもしれません。
好き嫌いを白黒つける(?)いい場所をみつけましたので
ご紹介します。
それは・・・・ 美術館。
好きな画家の展覧会ではなく、テーマによる企画展
もしく 常設展 がいいと思います。
理由は、いろんな画家や彫刻家の作品が集まり
テーマはあるにしても、基本的に全部バラバラで
好き嫌いを知るには好都合です。
どうやって見ていくのかというと・・・
例えば人物像でも、リアルな写実的のものと抽象的なものなど
いろんな表現があります。
正面向きなのか横向きなのか?
繊細なタッチなのか粗いタッチなのか?
そもそも人物がが好きなのかどうか?
静物画、または風景か、どちらが好きと思うものが多いか?
そんなふうに、正反対の基準を意識して
展示されてる絵や彫刻などを見ていくと
だんだんと「次観るもの」の判断が早くなっていきます。
その基準はメモっておくといいでしょう。
それでも、その基準にあてはまらないものもでてきます。
例えば 人物画はあまり好きじゃないと思っても
なぜか見入ってしまう絵があるとすれば、
その絵が他と何が違うのかを、観察してみましょう。
輪郭が太い線だから・・・とか
赤色を使っているから・・・とか
そんな理由もあるかもしれません。
そこから、これまで「好き」と思ったものをみかえし
傾向として線がはっきりしたもの・・・が好きだとすれば
「洋服でも、ラインのきっちりしてるものが好きだった」
という事があるかもしれません。
決め付ける事はありません。
自分の中でも『好みの基準』はたくさんあります。
でも
基準を表す『言葉』が見つかると
物の見方が、はっきり クリアー になって行きます。
生き方がすっきりしていくと思います。
どこかで ”美術館" とか ”〇〇展” などをみかけたら
ぜひ、そんな理由で行ってみてください。
ただし、
決して作者の意図を理解しようなどと思わないでください。
あくまで、自分の『好き』を知るためですから。
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