築3年で2階3階をリノベーション、そして翌年(今年)1階と階段をリノベーションしている 中板橋の家 です。
今回の工事の内容は、
・1階にある和室を洋室に変える事(床を変える)
・ほとんど使わない下駄箱を無くす事
・登り辛くて狭苦しい階段をなんとか改善する事
・汚れが目立ち掃除しづらい玄関土間のタイルを変える事
です。
和室の床は、畳と一部微妙にフローリングでした。今回の工事では、床を全部杉板に張り変えます。
写真はその和室で、すでに床には杉板が張られてます。
大工さんの仕事として、それだけなら簡単です。
でも、タイル以外の工事が、簡単そうに思えても、結構難しいのです。
実際今も大工さんは、「むずかしいな~」悩みながら、いろいろ考えながら、仕事をしてくれています。
昨日、施主との打ち合わせがあって伺いました。大工さんは別の用があったようで居ませんでした。
和室を見ると・・・
のこぎりが壁に立て掛けられ、並んでいました。
それをみてわかります。
「この大工さんは、ちゃんとした仕事をする人だ!」と。
大工さんに限らず、道具をきちんと片付けてない職人は、あまりいい仕事を期待できません。
職人の”腕”とは、道具によって行われものです。経験による知識や微妙な加減を道具で表現するのです。
なので、道具を大切に扱わない人は、期待ができないのです。
とは言ってもどんな分野でも「天才的」な人はいるわけで、道具の整理だけでその人の仕事の質を判断はできませんんが、私は、それを目安にしています。
家の工事をする時があったら、そうゆうところを注目してみてください。