マンションリノベーションで、床に杉板を使いました。
浴室と寝室の畳以外、70m2のこの住戸の床は、杉板です。
この写真は、完成したばかりの時です。床の杉はうっすらと赤身をおびています。
完成から1年後
杉板の色はすでにずいぶんと変わっていて、落ち着いた感じになりました。
ここに使った板は、比較的『赤身』という赤色から少し黒っぽい色の板でした。
普通「杉板」というと、赤っぽい色と白い色が混ざった板です。
それが、多くの人がイメージする杉板です。
そして
「和風っぽい」とも。
この家の場合、杉板を使っていても、そんなイメージにはつながりません。
では 「洋風」なのか? と言われれば
それも違うように思います。
そうゆう何かを手がかりに表現するのが難しいのかもしれません。
あえて言葉を使うなら 『 素 』
す・・ そのまま・・ 素地
何も無いという事ではありません。
確実にそこには存在があります。
でも、強く主張するものでもありません。
そのまま
そのまま受け入れてくれます。やさしく。
外の光をやわらげ反射します。
住む人の気持ちを優しく受け止めてくれます。
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この家に住む人が、杉板の事をこんなふうに言っています。
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床の威力は大きいと思います。
ベタベタしないので過ごしやすいです。
マンションの密閉感がやわらぐ気がします。
さらさらしているのは、掃除もしやすく
以前ほど水拭きも必要ないです。
(*以前は合板フローリング)
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こんな感じに惹かれるなら、ぜひ使ってください。
お勧めします。
ただ、世のうわさ(?)どおり、簡単に凹みます。
暮らし始めればあちこちに凹みができます。
最初にオイルやワックスを掛けるんですが
それでも汚れもつくし、シミも付いたりします。
気づいたらすぐ拭けばいいんですけどね。
そうゆうのが汚らしいと思うかどうかわかりませんが
杉板を使った人はみな、「そんなに嫌じゃないですよ」
と言います。もちろん最初は驚きますけどね。
いつもいつも気にしてられませんし。
もし、「使いたいけど不安で・・」と思うなら
メールしてください。
良い事も悪い事も・・
(基本的には悪いとは思ってないんですけどね)
お話しします。