写真は、Ritoh (リト) の引き渡しの時のもの。
Ritoh は、変形した土地の形状に合わせた結果でもあるのですが、大きな箱と小さな箱 をくっけたような家です。大きい箱から小さい箱の上、つまり小さいほうの屋根に出る事ができます。でもルーフバルコニーではありません。本当に屋根。窓をまたいで外に出るのです。
最初の打合せの時だったか、「自分の家の屋根を見る事ができたらいいな」 というお話がありました。屋根に作ったトップライトから顔出せればいい・・・というようなイメージだったと思います。
できればルーフバルコニーを作りたいと思ったのですが、予算等の関係で作れませんでした。でも、なんとか屋根に出る事はできるようにはしました。それをとても喜んでくださいました。
引渡の当日、家の中を見る事もそこそこに、さっそくご夫婦が屋根に出られた時の写真です。(なつかしい~)
( ⇒ 密集地の西向きの家 :白木の積木のような家 Ritoh [ リト ] )
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家を作るには、施主はとても大きなお金を使います。だから、家がきちんと出来上がるどうかはがとても心配です。それは当然です。家を作るというひとつの事業において、力関係では施主が一番強い事は確かです。
ただ、「お金を払っているんだから・・」という視点が強すぎると、「心配」 ばかりが強くなってしまう可能性があります。
お金を支払うという行為は、自分では作れない物、できないサービス、感動 を受け取る事です。そうゆう視点を持って、家が出来ていく過程、作る人達の仕事 を見れば、家を作るっていうのは、とても楽しい事だと思うのです。
Mさんご夫婦は、設計の時も、現場に入ってからも、その時々の事をとても喜んで、楽しそうにしてくれました。職人さん達の事も、「家を作ってくれる人」として接し、名前も覚え、親しくされていました。
現場で、喜んでくれたり、「楽しみ!」って言ってくれたりすると、現場の人達もうれしいものです。次に施主が来た時にも喜んでもらいたいと一生懸命に仕事をします。
設計も工事も、自分の家がどんなふうに出来ていくのか、楽しんでください。施主が楽しんで、喜んでくれると、作るほうは、大変な事でも頑張るのです。だから、いい家 が出来上ります。
作る人に 「お客さん(施主)が喜ぶから」 と思わせるのは・・・・
施主の 楽しむ(喜ぶ)力 です。
▼施主の力 : 信じる力
http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/d/20130413
▼施主の力 : 認める力
http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/d/20130418
▼施主の力 : 楽しむ力
http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/d/20130422
▼施主の力 : 感謝の気持ち
http://blog.goo.ne.jp/homeroom-goo/d/20130425
Ritoh では、一番楽しんでくれたのは、奥様の リトルチコさん ( ご自分のブログで使われている名前 ) 。いつも・・ 「いや~楽しみだな~」って言われてました。その言葉に、まんまと乗せられていたのでした!^^
でも、楽しかったなぁ。。
ルチコさんのブログ ⇒ リトライフ ・・・・全力時々更新中!
シンプルで、自分(家族)らしい暮しが実現できる家 について話をしませんか!
家族が笑いあい、自分らしく丁度いい暮しができる シンプルで上質な住まい を提案します。
⇒ 志田茂建築設計事務所
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