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小さな家:15坪の家

「大人4人が無理なく乗れ、十分な性能と優れた経済性を両立させること」

これはイギリスの名車:ローバーミニの開発コンセプトです。

家も同じコンセプトで作れないだろうか・・

考えてみました。

延べ約15坪の家・木造2階建て
最大、夫婦+子供2人が暮らせる小さな家です。
本体工事費:約1000万円。
約12帖のLDKと約9.5帖の部屋
フロ(UB1216)と洗面とトイレ
そして階段。
それを4.5mX5.3mの平面の中に納めます。

 ・ ・ ・

□コンセプト.1
「4人が無理なく暮らせ、必要十分な性能と優れた経済性を両立させること」

・「4人が無理なく暮らせる」
夫婦の部屋は個室とする事が可能ですが、子供部屋という概念はありません。しかし個のスペースは確保します。
・「必要十分な性能」
設備的には最低限のフロとトイレ1つあればすみます。もちろん洗面も洗濯機を置く場所もあります。
・「優れた経済性」
工事費約1000万円。おおざっぱに、毎月6万円弱/25年ローン/(ボーナス時なし)です。

□コンセプト.2
「ストックとなる家」

この家の利用方法は家族4人の住まいとしてだけではなく
・SOHOとして
・小さな工房やギャラリーや店舗併用
*以上の利用方法の場合、居住人数は2人を想定
・賃貸として
・住居利用ではなく小さな店舗として
など考えられます。

この家は、最初は、最低限の仕様でつくります。時間の経過と共に住人が思い思いに手を加えられます。
ローバーミニの愛好家達がそれを大切にし、自慢しあい、そしてビンテンジカーとして売る事が可能のように、その家は売買されいつまでも住み継がれるものを目指します。
そうして、近所にあるこの家を買って(あるいは近所に作って)家族や友人が集まって住むことになったら、素晴らしいと思います。

□コンセプト.3
「小さな暮し、豊かな暮し」

初期費用が小さく、「借金をする」という事でも気持的に楽です。
余裕となった資金は、ご自分達の趣味や旅行や蓄えにまわせます。
そして、小さい家であるがゆえに、家族は1つでいられます。
大きな敷地に小さな家を建て、残った土地に、小さな菜園を作ってください。
庭に木を植えてください。
家も街も心も豊かになっていきます。
小さい家なので、光熱費も少なくて済みます。それは環境にとってもよいことです。

 ・ ・ ・

この家は、決して「狭小住宅」「ローコスト住宅」のためのものではありません。
小さい家であるため、モノは少なく暮さなければなりません。
本当に好きなもの大切していく家です。
小さい家であるため、ときには家族がうっとうしくなる事もあるでしょう。
でもお互いが逃げてはいけない家なのです。向いあわなければならい家です。家族なのだから。。

 ・ ・ ・

どうでしょう、こんな家


⇒ 企画住宅 : 小さな家 LWH

コメント一覧

しだ
こども達といつまでもいっしょに寝る
それは素晴らしい事だと思います。
子供達の理解を得る必要はないと思います。
子供はその状況をそれなりになんとかしていきますよ!
大人は頭ばかりで考えてしまいます。考えがなくては困るけど、そればかりではつまらなくなります。
お二人の考える家は正しいと思います。
たとえ将来子供になんと言われようが、自信を持ってくださいね!
「これが、ボクらの家なんだ!」と。。
育児な手帖(おとうちゃん)
私たちのブログにもコメントいただきありがとうご...
http://ikute.ic.boy.jp/blog
>>どうなんだろう、こんな家
>どうなんでしょう?いくらなんでも小さすぎますか?

「どうなんだろう、こんな家」とは、自身への問いかけです。しださんのおっしゃるようなコンセプトが我が家でも成り立つのか、そして、コンセプトが成立した時、それが持続するかなぁと思ってました。
例えば「個のスペース」、コンセプトが成り立ち、かつ持続するためには、子どもたちにも理解してもらえないといけないですよね。今もそうですが、ひとつの部屋を昼と夜で機能を切り替え、夜は子どもたちと一緒に寝ています。嫌といわれるまでは一緒に寝れたらいいなぁと。
その一方で、子どもたちの生活のリズムや睡眠を考えると、一定の個のスペースを確保することも要求されるのかなと。
・・・そんなこんなを考え出すと、うまく一言ではまとまらなくなります。
しだ
junさん
家を作った人達がその記録をつづったHPがたくさんあります。実録なのだけど、しょせん他人の家であり、読み手にとっては物語りのようなものです。
(でも私には、あまりおもしろくないです。というより、なんだか視点が違うのです。家についての考え方が・・。探せばいるのだろうけど・・)
改めてjunさんのサイトを(少し)読ませていただきましたが、とてもうまいなぁ~、と思いますよ!

>私自身は、今回書かれたこちらの記事のような家のコンセプトに近いことを考えています。

私もそう思いました。

家って、高いですよね。たとえ1000万円だとしても、車でいえば、ベンツの上級クラスになるわけです。ローコストという言葉はあまり好きではありません。軽自動車のようなベンツ、みたいで。
junさんがおっしゃるように、(ローコストだけど)広い家に住みたいのなら、倉庫のような家でいいんですよね。熱いの寒いの言わないで。。胸張って軽自動車に乗ればいいんです。(実際、軽自動車って楽しいです!車が動いてる!走ってる!って感じます。)

>・・田舎の人なので、発想のストックがないです。

わかる気はします。(おとうちゃんの事ではありません。私の回りの話しで・・)
でも、おとうちゃんは、ネットの宇宙の中のだれも知らないようなこの私のBlogを読んでいただいて、しかも真剣に受止めていただいているじゃないですか!

普通の人の判断基準は回りにある普通(?)の家です。潜在意識で、その普通な家に、不都合や疑問をもっていても、まわりがみんなそうなのだから、「そんなもんだ」という事になって、意識は奥深く沈んで見えなくなってしまうのでしょうね。
だって、「普通」、家を作る事は「ハウスメーカに頼む事」なのですから。

おとうちゃんにはjunさんがいるから大丈夫ですよ!
jun
先日は、コメントをいただき、ありがとうございま...
http://ikute.boy.jp/blog/
あのブログに書いてあることは、不特定多数の方が見られるものであるゆえ、細かいことは書いていません。わざと書かないでいることもいろいろあります。読み物として書いている部分もあります。

実際、敷地は、東京の良い立地の土地としては、まぁ広くはないけれど狭くもないというところです。その敷地に目いっぱい建てますので、すごく狭いのかというと、まぁまぁなところになると思います。もっと小さい家は、周囲にいくらでもあります。すごくローコストなのかというと、もっとローコストの家もつくれますから、何度かに分けて施工するトータルで考えると、そんなにローコストでもないだろうと思います。

私自身は、今回書かれたこちらの記事のような家のコンセプトに近いことを考えています。
なにぶんとうちゃんはまるっきり素人な上に勉強不足でしかも田舎の人なので、発想のストックがないです。
とてもいいコンセプトを書かれていらっしゃるのに…。
普通の人って、やっぱりそういうものなんでしょうか…と、日々思っております。
しだ
>どうなんだろう、こんな家
どうなんでしょう?いくらなんでも小さすぎますか?

>現実すぎて・・・

今、家づくりの真っ最中のおとうちゃんにとっては、「いろいろな悩みどころと重なる」、というところでしょうか?
15坪の家を考えていると、20坪というのは余裕が生まれます。30坪の家はとても大きく感じます。きりがありません。
個々のスペースの理想と実現可能な面積との間にはどうしても上手く割り切れない部分が出て来ます。
それは、理想を縮小して納めようとするからです。
いっそうの事、その面積をもっと小さくすれば、理想は全く実現不可能になり、ならば、その中で何を自分達が実現したい事なのか、極限まで切り詰めて考えてみると、見えて来るかもしれません。

と言っても、もうそうゆう段階ではないですね。。
育児な手帖(おとうちゃん)
「どうでしょう、こんな家」の投げかけに対して、...
http://ikute.boy.jp/blog/
こちらの「小さな家:15坪の家」に限らず、ここずっとブログを拝見させて頂いているのですが、「現実過ぎて言葉が見つからない」そんな感じです。それ故、コメントができずにいます。
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