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時間の感覚 と エネルギー消費 の関係

久しぶりに車を運転した。

車の中で聞いていたラジオ番組のゲストで、「ゾウの時間、ネズミの時間」を書かれた 本川 達雄 さんが「・・の時間」の話をされていた。 (本川さんの事を、恥ずかしながら、初めて知った。)
ゾウという大きな動物も、はつかネズミのような小さな動物も、心臓の”打つ回数”はほぼ同じ、・・・らしい。

(本川さんは、体重と時間(寿命)の関係について論じられているが、その事は私の興味とは関係ない)

つまり 「一生(寿命)」という時間は、人間を基準に 長い・短い という判断はあるが、それぞれの 種 の側からで考えれば、ゾウ も ヒト も はつかネズミ も 同じ時間の長さ という事になる  ・・・という事。

2~3年しか生きない はつかネズミ と 70年くらい生きる ゾウ と 「一生」という時間の総量が同じならば、はつかネズミの時間はものすごいスピードを持って経過してゆき、ゾウは、とてもゆっくりとした時間の流れ中で生きている という事だ。 あくまで ヒト を基準にして。。

「一生」という時間の総量で考えれば、種 の違いによる 優位性は ない 。。「一生」が短いから かわいそう というのは、当事者(?)にとって、全く当てはまらない。

ヒト は・・・ 現代日本人の「一生」は、ゾウ よりも長く 80年 とも言われる。 もちろん、それは、純粋な自然の摂理によるものではないので、ゾウ や ネズミ とは比較できない。 ただ、単純に数字だけで考えて、ゾウと同等の時間の流れを我々は感じる事ができるのだろうか?・・・・ まず、無理・・・ 無理かどうかはわからないけれど、毎日毎日をゆったりと感じて生きている人は、どれだけいるのだろうか。。 

本川さんによると、ヒトの寿命は 生物学的に26.3年 という事。 ゾウよりもずっと早いスピードで時間が流れているのに、そのスピードのまま、ゾウと同じ時間を生きている。 という事になる。 せわしないんだ・・・ 疲れるわけだ・・・ 。。

また、単位体重あたりのエネルギー消費量は、体重が小さいものほど 大きい との事。

ヒト は ゾウよりも小さいから、ただでさえエネルギー消費が多いのだけど、身体の運動を 機械にさせていて しかも、それは、生身の能力をはるかに超えた運動だ。つまり、とてもとてもエネルギー消費が高い という事だ。

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そんな話を聞き、、、時速80kmで走る行為は、、とてつもないエネルギーを消費しているんだな~ と思いながら ゾウがゆっくり歩く姿が浮かんだ。

逆に言うと、「走る」という事で本来消費する時間とエネルギーを、ヒトは、自分の生身においてしていないわけだから、、生きる時間が長くなるわけだ。 その他諸々の行為でも 同じ。
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