「リヤカーにテントを乗せて、ブルーベリーがたくさんある森に逃げるんだ」
『FACT FULNESS』著者は小さな頃、また戦争が起きないかとても不安だった(第三次世界大戦)。ベッドの中でお父さんが、戦争が起きたらどうすればいいか教えてくれた方法がこれ。
さすがスウェーデンの人だな。ブルーベリーの森か。いいな。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。常に人を恐れ人にへつらう者は、しだいにこれに慣れ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ。いわゆる「習い、性となる」とはこのことにて、慣れたることは容易に改め難きことなり。
たとえば今、日本にて平民に名字・乗馬を許し、裁判所の風も改まりて、表向きはまず士族と同等のようなれども、その習慣にわかに変ぜず、平民の根性は依然として旧(もと)の平民に異ならず、言語も賤しく応接も賤しく、目上の人に逢えば、一言半句の理屈を述ぶること能わず、立てと言えば立ち、舞えと言えば舞い、その従順なること家に飼いたる痩せ犬のごとし。
これすなわち、内に居て独立を得ざるものは外にありても独立すること能わざるの証拠なり。