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一緒に走ってみると見えてくること

2020年09月14日 | 教育
私は数学の教員です。
が、しかし、ごくたまーに、体育の授業にお邪魔します。


今日は長距離走の授業。
今年はコロナの影響もあり、校内マラソン大会がなくなってしまいました。
例年ならそのマラソン大会に向けての練習という位置づけですが、今年はその目標がない。
そんな中でも、生徒たちは去年の自分に勝とう、自分のベストを尽くそうと、一生懸命に走っています。


今日はそんな生徒たちと一緒に走るべく、
いつもの朝ランをあえて行わずにコンディションを整えました。


授業前、珍しくジャージで廊下を歩く私。
それを見た他クラスの生徒が
「えー、いいなー、先生走るんですかー??」って。
「うん、走ってくるよ!」と笑顔で。


で、はじまりのチャイム。
「うわ!なんかせんせー来た!笑」
みんなニヤニヤ。みんなのちょっと嬉しそうな顔を見て、いちばん嬉しいのは私。


30過ぎにはけっこうきつい準備運動(笑)を経て、長距離走スタート!
普段、数学で見せるのとは違う表情。
数学だとすぐに諦めちゃう生徒が必死に走ってたり、
自分のペースを守って着実に走る生徒や、
気分によってペースの上げ下げが激しい生徒。


そんな中で、いちばん印象に残ったのは、
けっこうなペースで飛ばして、時間ギリギリまで自分を追い込んで、
でも結果的に「この時間までにここに到着してね!」をギリギリ達成できなかった生徒。


もちろん時間配分、ペース配分、そこら辺は反省なのかもしれないけれど、
でも、その生徒が一番、自分を追い込んでいた。
限界にチャレンジするって姿勢、挑戦するマインドが最高!


長距離だけじゃなくて、人生に関しても、
「自分ならこれくらいできるな」って自分の能力を推し量って、
余裕を持ってペース配分を考える人はかなり多い。
自分の8割の力でできることを選びがち。でもそれじゃ成長しない。


今日のその生徒は、自分のMAXの力を出して、出し切って、
それでも達成できない目標を追っていた。
そりゃあ、どう考えても力つくでしょ!メキメキ伸びるでしょ!!
そんな可能性を強く強く感じました。


なんでそんなことを感じたか。
それは、私も毎回、自分の限界までチャレンジしたがる性格だから。
常に自己ベストを求めて。常に限界を更新したくて。
そうやって追い求めてきたからこそ、今の自分があるって思っているから。
「そうだよ!その姿勢だよ!!」って。


長距離走ひとつ取ってみても、考え方、価値観、性格が見えてくるものです。
今日はとってもいいランでした。


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