星の彼方へ〜アルツハイマー認知症の母のと私の思い出〜実話

アルツハイマー認知症の母の突然の死
母のが生きてきた証を思い出と介護の記憶を刻んでいきます

星の彼方へ Vol.3 〜アルツハイマー認知症の母の思い出 胃ろうの手術

2020-09-25 17:04:19 | 虹の彼方へ(介護小説)

アルツハイマー認知症で亡くなった母との思い出を実録で書いています。

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星の彼方へVol.3 胃ろうの手術

 

母が亡くなる約2ヶ月前ごろ

施設(介護付き老自ホーム)から電話があった。

「お母さまの嚥下する力が弱くなってきているので胃ろうの手術をした方がいいかと思って。一度相談しに来てください。」と

胃ろうの手術というのは、胃に穴を開けてそこから直接、水分や栄養を入れるための手術とのことだった。

そこで言われた言葉は衝撃的だった。

「お母さまは年齢の割にアルツハイマー認知症の進みが早いです」

昨年末、私が風邪を拗らせてしまって会いにいけず、そのうちにコロナで施設に会いに行くこともできなくなっていた間に一体何が起きたのか?と思うほど、母は痩せ細り、そしてきちんとした言葉を発せなくなっていた。もちろん、目が合えば、目を見開いて私を見つめてくれたりはしたけれども。

会いに行けない間に、いつの間にか母のアルツハイマー認知症はものすごいスピードで進んでいたようだ。

 

先生から3つの選択肢を言い渡された。

・胃ろうの手術を受けるか

・誤嚥性肺炎になる可能性があるがこのまま口から食べ物を摂食するか

・この頃、めっきり口から物が食べられなくなってきたので、そのままもしかしたら餓死をするかもしれないが自然のままにしておくか

 

あまりにもショックすぎて涙が嗚咽に代わっていく。

少しでも母の命を引き伸ばせる方法で・・・・・

 

そして母は胃ろうの手術を受けた。。。。

 

私がやっと喉の奥から絞り出した言葉はそれだった

 

***つづく***

 

 


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