星田オステオパシー

意識の在処の話

ちょっと前までは僕も「脳こそ全て」と思っていました。だけど今では、なんだか「とにかく脳だ」って考え方に逆に違和感を覚えるようになってきました。

有名なところでは、脳から手を動かせ・・と言う指令がでる一瞬前に、逆に手の方で動くためのパルスが出ている・・・けど、脳は自分が指令を出している・・・なんて話がありますが。

自分でも、これは実際によくある話なんですが・・・患者さんの体を触っていて、固まっている場所を見つけほぐそうとしているがなかなかほぐれず、患者さんに

「ここが固くてねぇ・・たぶん、ここの動きがないせいで問題起こっていると思いますよ」

なんてお伝えすると

「ええ~そんなところ固いなんて思ってませんでしたー」

と、おっしゃった瞬間にいきなり組織が緩むと言うことがあります。

これはどういうことなのか・・・?

まあ、ちょっとスピリチュアルメッセージっぽくてイヤなのですが

「おーい! 俺、こんだけ頑張ってくったくたになってるのに、あンた、全然気づいてくれてないだろう!」

ってのを伝えたくてその部分が頑固になってるのかも知れません。
ある人は

「人間というのは、認められたくて認められたくて、認められたくて・・・認められたいのです」

なんておっしゃってましたが、全体として認められたい人間の各パーツが「認められたくてしょうがない」としても、それほどおかしい話ではないでしょう・・・

そう言えば作家の五木寛之も、朝だったか夜だったかに自分の体をなで回してお礼を言ったり、労をねぎらったりするするとかエッセイで書かれていたなぁ・・・

と言うわけで、患者さんの中には

「もう、肩をえぐり取ってしまいたい」

とおっしゃる方もいらっしゃるんですが・・そういうのはやめといた方がいいですよ、多分・・とご意見させていただいてます。

こちらでも、固いところを

「悪いところってわけではなくて、頑張りすぎて疲れ切ってしまっているところ」と、表現するように去年くらいから変えました。

お試しあれ~




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