目（視力）に出来ることは沢山あるけれど・・・

目（視力）に出来ることは沢山あるけれど・・・
「文章を読むこと」は特別の行為だ。
人や景色や花を観る、患者を看る（診る）、
涙を流す、絵画や映像を見る、
視線を送る（敵意、同意、愛情、救援依頼）等々、
目には沢山の役目と働きがあるのだけれども、
「文章を読むこと」は、他の行為とは違う特別の行為だ。
それ以外の行為は、自分の視力を使用したその時点で、
その役目を完結させる。
しかし、文章を読むという行為は、
読む為に文字を見ただけでは、何の意味も持たない。
何も完結しない。
文字を読み取ったその後が重要なのだ。
その意味や映像を考え、想像するという「作業」を
追加しなければならない行為なのだから・・。
この追加作業が人間の脳に耐える負荷と刺激は、
相当なものだろう。
ボケたくなければ、文字を追え！、活字を食べろ！、
君の脳に素晴らしい栄養を必ず届けてくれる。