借りた金を返さなくていいよ、いやむしろ返したらだめですよといわれると、「はあ?なんで?」と誰もが思うだろう。
個人であれば借りた金は返さないといけない。
人には寿命があるからだ。
死ぬ前に借りた金を返さなければならない。
しかし自国通貨建てによる政府の債務の場合、話は変わってくる。
①自国通貨建ての政府の債務は返済する必要はない。
理由 政府は永続するもの、かつ政府は通貨の創出者(発行者)だから。
②自国通貨建ての政府の債務は返済してはならない。
理由 お金の本質とは「債務と債権の記録」である(すなわち貸借関係の発生でお金が創られる)、
よって通貨の発行(創出)主体である政府が債務(国債)を返済(償還)すると、その金額分、最終的には国民の預金(債権)が消失してしまうから。
①については説明不要だろう。厄介なのは②だ。
ほとんどの人が②について理解できない、あるいは理解しようとしない。
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