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曼珠沙華の葉

2024-03-01 13:57:32 | 日記

近所の水田の土手に曼珠沙華の葉がいっぱいある。周辺の草は枯れている冬場だが、曼珠沙華の葉は青々として周囲の茶色の枯草の中でも目立つ。曼珠沙華=彼岸花、この花は9月の中旬に一斉に花が開く。花が開くときは葉はない。花が枯れて葉が出てくる。冬の間はずっと青々と葉を広げる。植物は光合成しないと生きていけないので、冬の間に葉を広げてほかの草に邪魔されずに十分に光合成して栄養をため込み、夏の他の草が生い茂るとき休んで、また秋から葉を開く。植物の知恵というか自然の摂理は凄いと思う。
曼珠沙華=彼岸花というと新見南吉の「ごんぎつね」の物語を思い出す。小学生の時に教科書に載っていたと思うが、彼岸花の描写がとても印象深くて年をとっても思い出す。兵十の母親の葬列の場面だ。そのためか彼岸花といえばなんか悲しい感じがわいてくる。実際土葬の墓地にも咲いていたな。
曼珠沙華は染色体が三倍体と聞いたことがある。そうすると花が咲いても種子ができないということか。たしかに曼珠沙華の種子など見たことがないな。


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