今回は韓国側で一時期盛り上がりがあり、某宗教団体も実現を構想していた
ともされる、日韓海底トンネルの実現性について占ってみました。
日本と韓国を結ぶ物流は海空によって支えられています。
同じような環境はドーバー海峡を挟んで位置する英仏に例えられることもあ
り、海底トンネルによって物流だけでなく人的な交流の活発化による経済効
果を訴える人たちも特に韓国側では多いようです。
一方で、国防上の問題から反対をする声も両国にあって、更に建設コストの
大きさから現実的ではないと考える意見も数多くあります。
こうした状況下で日韓海底トンネル構想が実現できるのかを占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が今の日韓関係の状態、真ん中が日韓を取り巻く極東の情勢や経済状況
、右側が結果となります。
まず日韓関係の状態ですが、ダイスは月を示しています。
月は女性や母性、内面や自然、安心や謎、触れ合いや相談といった意味があ
り、内面的で直線的な感情と素直な感性や本音を表すとされます。
最近は韓国側での政権交代の影響もあって日韓関係は安定化しつつあります。
ただ、一方で日韓ともに歴史に関わる視点や過去の清算に関わる考え方の相
違もあって劇的な改善ともいえず、内面では色々な意見が燻っている感じも
あります。
一方、文化面でいえば女性を主体とした観光や韓国(日本)の文化への関心
や交流といった、経済的な繋がりもある中で、北朝鮮を対象とした経済に関
する様々な立ち位置の違いなど、対中関係なども含めてその立場は英仏の関
係よりも複雑な状況があります。
こうした関係性に対する意見の違いを持ちながら、表面的な利益を求めてお
互いの交流を行うといった複雑さは存在し、月が表す状況は完全には解決し
ないながらも穏やかな交流を求める実態が現れているようです。
次に日韓を取り巻く極東の情勢や経済状況ですが、ダイスは天蠍宮を示して
います。
天蠍宮は核心や反権力、極めるや感動、解決や精神力といった意味があり、
激しい感情を持つが内面に隠して、独占力が強い一面を持つことを表すとさ
れます。
この内容は中国と米国の対立関係だけでなく、北朝鮮やロシアの存在感、更
に日韓の友好関係を阻害する要因が色々な形で存在し、各々が自身の利益を
重視する中で大きく対立する構図や、特に中国が地域大国として日韓を含め
た地域の権力者として振る舞う姿を表しているといっても差し支えないかと
思います。
既に、中国がこの地域を自身の庭と定めて動いており、その中で存在する日
韓は昔でいうところの属国・朝貢の関係性として見ていることにも繋がって
いるようです。
こうした動きがある中では政治や経済の基盤も安定化せず、分断や対立を煽
るような状況が更に進む可能性もあります。
現時点では日韓が歩み寄りを示す動きは中国にとっては良い印象がなく、両
国が共に疑心暗鬼になって、米国からも距離を置く状況を中国は望んでおり
、事ある毎に日韓を恫喝する場面も増えてきました。
日韓の関係よりも中国との関係性によって、地域の安定化が左右される状況
にあり、経済面や文化面でも更にこうした影響が強まることを意味します。
次に結果ですが、ダイスは数字の7を示しています。
数字の7は血縁や共同、腐れ縁や因縁といった意味があり、対人関係の問題
や家庭内の問題など難しい課題を表すとされます。
結果としては政治、経済、外交、世論といった様々な要因もあって、日韓を
海底トンネルで結ぶという構想は実現できないことを暗示します。
特に日韓を取り巻く環境は複雑で、両国で何かのきっかけによって世論が反
感を強めることがあり得るだけに、こうした構想は受入れにくく、仮に大き
な経済効果があったとしても政治的な観点から潰される運命にあります。
また、最終的には中国や北朝鮮が妨害をしてくることもあるでしょう。
米軍がトンネルを使って一気に朝鮮半島に入ってくることは望ましい環境で
はありません。
こうした周辺国も含めた複雑さは、EUやNATOで囲まれた英仏の関係性とは
全く異なります。
残念ながら日韓の渡航と物流の手段は海空に頼らざるを得ないようです。
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