今回は日中首脳会談が実現するかを占ってみました。
このところ冷え込んでいる日中関係ですが、経済界からは日中関係の改善が求められ
ています。
その一方で強権的な対応が目立つ中国の姿勢と、安倍政権以降の日本の政治志向から
考えると単純な関係改善が難しい状態にあります。
さて、日中首脳会談の実現性はあるのでしょうか。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、力のカードの逆位置です。
力のカードの逆位置は無気力や人任せ、優柔不断や権勢、身勝手といった意味があり
ます。
両国にこのキーワードが当てはまります。
両国とも自ら譲歩して関係改善する考え方はありません。
また、今は関係改善に資するような良い材料もありません。
日本はこれから選挙がありますが、長老政治の方向は変わらず、安倍政権以降の外交
政策は変化しないことが暗示されています。
また、中国側も北京冬季五輪が迫る中で、習体制は強権的な動きを強めています。
こういった内容がそのままカードに出ていることがわかります。
現状は首脳会談どころか、関係改善の方向に向かう材料はなく、権勢という言葉通り
に日中関係は悪化する懸念が大きいことを暗示しています。
次に環境条件ですが、教皇のカードの逆位置です。
教皇のカードの逆位置は保守や頑固、束縛や躊躇、不信感や虚栄といった意味があり
ます。
これも今の両者の関係をそのまま言い表しています。
両国とも保守的な方向の意見・対応が目立っています。
日本は誰が首相となっても保守傾向に変化はなく、中国も共産党内の権力闘争から習
近平も融和的な態度は出せず、こういった流れに縛られて動けない状態です。
また、お互いの不信感は米中対立の構図の中にあり、不信感や虚栄といっても良い程
のぶつかり合いが今後も厳しくなる方向です。
経済界は中国での経済活動を活発化させたい意向ですが、この動きは寧ろ非常にリス
クが大きく、少し距離を取って冷静に考えた方がいい状況です。
既に中国は経済の開放化から統制に舵を切り、文化面やネットやIT政策でも統制強化
を進めています。
これはジャック・マーや不動産バブルリスクの占いでも同じ方向がしっかりと結果で
出ていましたが、日本企業も影響は同じです。
中国の権力闘争は五輪後に更に強くなって、場合によっては一気に江派の一掃なども
あり得る状態、それ位の厳しい状況だということを認識した方がよいことを意味して
います。
更に欧米の厳しい圧力も日本にはかかってきます。
これらを覆す手段がないに等しい状況では打開はできません。
そもそも、力のカードが意味する忍耐や寛容、教皇のカードが意味する慈悲や社会性
や協調といった、本来政治が基本として考えるべき内容そのものです。
それが難しい位に厳しい社会・国際情勢に向かっているので、今後も大きな衝突には
至らないまでも、今までと同じ考え方では成り立たないことを認識すべきところまで
来てしまったということかもしれません。
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