以前、現在の地位に再選されるかどうかを占っていますが、再選はされる
が厳しいという結果が出ていました。
今回は更に踏み込んで、彼の野望とも言える党主席・終身指導者の地位を
得られるかどうかを占っています。
毛沢東を超えることを常に意識している習国家主席ですが、このところは
新型コロナウイルスの対応失敗や経済政策の行き詰まり、対米関係だけで
なくロシア・北朝鮮の暴走など八方塞がりの状況です。
その中で北京五輪を無事終了させてその勢いで党主席を狙う構えだった習
国家主席にとって、最大のチャンスでもありましたが逆風が吹き荒れてい
ます。
さて、習党主席誕生となるのでしょうか。
写真は占いの結果です。
左側が結果、右側が対応策となります。
まず結果ですが、星のカードの逆位置です。
星のカードは望みが叶うことを意味するカードです。
これが逆位置なので彼の思い通りとはなりません。
ワードとして、高望みや見誤り、更に時代遅れなどのワードが出ます。
高望みはまだ彼が毛沢東と並べるような業績やリーダーシップを発揮でき
ていないことを意味します。
見誤りは新型コロナウイルスや経済への対応を見誤り、完全に中国の勢い
を失速させたことを表しています。
また、時代遅れはこの21世紀に権威主義を前面に出した政治ポリシーを持
って、統制強化に動いたことは海外の警戒心を増幅しただけでなく、国内
の改革・解放派の反感を買ったことを暗示しています。
政敵を次々に退場させていることもあって、火中の栗を拾う人も少ないの
で、現在の地位は維持できると思います。
次に対応策ですが、魔術師のカードの正位置です。
ワードとしては手腕や機会、コミュニケーションといったところを示して
います。
更に現在の混乱を加速させれば地位自体を危うくします。
そのため、強制的な指導対応ではなく、反習派も取り込んだ挙党体制を彼
が演出できるかにかかっています。
また、今回だけがチャンスではありませんので、次のチャンスまでにしっ
かりとした業績を積み重ねることも重要でしょう。
更に、彼が一番考えなければならないのがコミュニケーションです。
統制強化や権威強化を図るあまりにイエスマンだけが周囲を囲む形になっ
てしまった結果が今の状況です。
元来、中国では鄧小平体制以降は集団指導体制を堅持していました。
これは多様な人材を登用することだけでなく、党内のバランスを配慮した
重要な指導体制でした。
これをそれ以前の絶対指導体制に変えようとしているので、多くの軋轢が
一気に生じています。
結果として日本でも親中派が勢いを削がれています。
改革・解放派も中国の大国化や世界覇権の思惑は習派と変わりません。
経済も強化して米国と対峙するか、権威だけで対峙するかの違いです。
目的が同じなので途中のプロセスを妥協できれば自ずと解決できますが、
あまりにも習国家主席が党主席に拘れば破滅に進みます。
多くの西側諸国が習氏が失脚すれば以前の経済関係に戻れると信じていま
すので、習国家主席が権力を強めれば強めるほど国内外の圧力が高まると
いうことになります。
習国家主席としては、ムダな野望は捨てて業績をあげることに専念した方
が良いと思われます。
プーチン大統領や金正恩総書記のような哀れな状況にならないためにも、
現状維持を図った方が得策だと考えられます。
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