今回は携帯通信事業に参入し、多額の投資をかけながら厳しい状況によって
赤字体質が続く楽天について占ってみました。
国内第4の携帯通信事業者として鳴り物入りで参入した楽天ですが、想うよ
うに事業は進んでいません。
連続して赤字計上を行うなど株式市場への影響も大きくなっています。
そんな楽天が起死回生の事業再編によって、収益構造を改善することができ
るのかを占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が対応策となります。
まず結果ですが、悪魔のカードの逆位置が出ています。
悪魔のカードの逆位置は回復や覚醒、リセットや立ち直りといった意味があ
ります。
悪魔のカードは因縁や束縛や誘惑といった本来の意味があります。
結果としては今後は収益構造の改善があり、厳しい状況からは脱していくこ
とが見込まれます。
ただ、一気には改善しないこと、改善自体が自力による改善ではなく、あく
までも環境要因による影響であること、通信事業自体が事業構造が厳しい状
況もあって、投資がより拡大する方向になって、大きな改善ができるのでは
なく、少し落ち着くといった感じになることを意味します。
劇的な改善はできず、その他の事業もいずれ厳しい状況に向かっていくこと
もあって、証券市場の評価も劇的に上がるといったことにならないでしょう。
どちらかというと、正念場にあって、更に事業リスクを承知で勝負をかける
のか、それとも勝負よりも堅実な方向性を選択するのか、三木谷さんの手腕
が問われる形になるようです。
いずれにしても大きく悪化することはありませんが、劇的な改善も望めない
といったところが正しいのではないでしょうか。
次に対応策ですが、審判のカードの逆位置が出ています。
審判のカードの逆位置は悔恨や行き詰まり、悪い報いや挫折、再起不能や過
去の栄光といった意味があります。
これらのワードはすべて今の楽天にとっては耳の痛いワードばかりです。
すでに巨額の投資を行った上に一定数の顧客も持つ通信事業を売却等で処分
できる余地はありません。
また、今後攻めの姿勢で事業を拡大するにしても、本業を含めて大きく収益
を拡大させるだけの余地はあまり望めません。
また、今までの積極策による後年度の負担などもあり、その結果としてファ
イナンス構造の悪化もあるでしょう。
もっと耳の痛いワードが挫折や再起不能や過去の栄光というワードです。
ワンマン体制で囲われた環境では三木谷氏の意思が全てとなります。
その中で自身が挫折感を得たり、再起不能となるような痛手を更に食らうこ
とは絶対に避けなければいけません。
また、今までの経営者としての経験値や楽天の成功体験は既に通用しない実
態からも目を背けるべきではありません。
楽天は良くも悪くも三木谷氏次第であり、今の時点では良い方向に舵を切る
だけのアイデアや手段もなく、ただただ下を向かずに風向きが変わるのを待
つしかない、そういった意味を持っています。
結果のところで記した内容は実はここに現れています。
つまり、運気をこれ以上下げないようにマイナスな考え方をせず、取り戻そ
うと意気込むような姿勢も取らず、ひたすら我慢をし続けることが三木谷楽
天のやるべき方向になります。
今は何をやってもうまくいきません。
下手をすればより厳しい状況に追い込まれるだけでしょう。
三木谷氏がひたすら我慢をして、運気を下げないよう気持ちを落とさないこ
とだけが、楽天の収益を改善させる道だといえます。
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