今冬は、ずっとダラダラと冬型の気圧配置が続いてました。
けど、本州を覆うような強い寒気はほとんど見られませんでした。
青森県の豪雪については、このあと書きます。
ちなみに、私は気象予報士ではありません。
過去のデータに基づいて書こうと思います。
今冬の寒波は、12月10日頃からダラダラと、西高東低冬型の気圧配置が続いてました。
昨日の、1月6日の二つ玉低気圧がやってきて、南から暖気を呼び込み比較的標高の高いところでも、雪か雨となりました。
富士山頂のアメダスの気温を見ると、12月10日頃から最低気温が−20℃前後の日がずっと続いてました。昨日の、1月6日に二つ玉低気圧の南風にのって−5℃まで上昇しました。ここで、今回の寒波の一区切り?かな?
さて、約一ヶ月、富士山頂では、−20℃前後の気温が続きました。
これは、調べると確かに近年では珍しいと思います。10年に1度のことかもしれません。
しかし、今冬の富士山頂の最低気温は、−25.1℃です。
強い寒気の南下はないんですよね…。
一昨年、1月25日頃の寒波では、富士山頂−36.1℃まで下がりましたし、
宇都宮でも、晴れてても日中の最高気温が真冬日になるのでは?というくらい、1℃位でした。
今冬は、こういう寒気ではありませんね。
ずっと連日、富士山頂が−20℃前後の気温が一月続きました。
しかし、12月に連日、警報級の寒波と報道していたのは、どうなのかと思います。
12月に500hpaの天気図をレポしましたが、
確認すると、500hpaの等高線(等圧線ではありません)では、おおよそですが標高5400mが約−30℃のラインになります。このラインが、長い期間、東北の中部を流れていました。
つまり、東北中部(山形県あたり)まで、連日流れていました。
よって、それよりも北にある青森県では寒気の影響と12月は日本海の水温が高いこともあって、日本海の水蒸気をたっぷりと吸って、青森市の豪雪や酸ヶ湯などでは12月としては観測史上4mを越える豪雪になったと思います。
一方で、山形県の月山の志津温泉では、12月の私のレポにも書きましたが、警報級の寒波と報道があったので、酸ヶ湯の積雪深を超えるのではないか、と書きましたが、寒気が思ったほど南下してなかったので、酸ヶ湯を超えることはありませんでした。
今日の酸ヶ湯は、359cm
今日の月山志津温泉は、264cmです。
月山より酸ヶ湯のほうが、300kmほど北に位置しています。
また、新潟県や福島県の会津地方では、アメデスを見ると、極端に積雪が多いわけではなく
今日、
新潟県の津南で、139cm
福島県の檜枝岐で、109cmです。
さて明日あたりから寒波の予報が出でいます。
週末辺りまでまた寒波がダラダラと続きそうな予報です。
ちなみに、500hpaの天気図を見ると、東シベリアにそんなに強い寒気は…どうなのかなと思います。
今回は、標高1500mの下層の気温が低いと報道されています。でも、上空5400m付近の500hpaはどうなのかなと思っています。(外れたらごめんなさい)
500hpaの天気図では、東シベリアの寒気はそんなでもないですよ。
イルクーツクもオイミャコンもベルホヤンスクもそんなに冷え込んでません。
それでも、−35℃ですけどね。
でも、寒気の塊が東シベリアにあると、オイミャコンなど−55℃とかになりますからね。
今回の寒波の後、週明けには、500hpaの天気図では寒気がないんですよね。この寒波のあとは暖かくなるのかもしれません。
さらにその西の、西シベリアには−42℃の寒気の塊がありますが、これが日本にやってくるのか?、それとも、寒気を放出してなくなるのかわかりません。
むしろ、北極から北米大陸の北辺りに−42℃の塊があって、これが今後どのような動きを見せるのかに注力しています。
理屈はわかりませんが、寒冬の時には、この北米大陸北にある寒気が、ダイレクトにシベリアに移動して日本に降りてくることがあるんですよね。
まあこんなことにお付き合いいただきありがとうございました。
毎日のほほんと過ごしている身としては
なにやら難しそうで
そういった理由で寒いのかとか寒波なのかとか
今更ながら思ってしまいます…が!
頭の弱いmimo
きっと数日過ぎると(明日かも)
「なんか今日さっむーっ!」となるでしょう(笑)
こんなレポにお付き合いいただきありがとうございます。
たまに描きたくなってしまうんですよ(困)
レポ、引っ込めてしまったらごめんなさい(^^)