兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

11月16日(土)

2024-11-16 21:16:43 | 日記

最近の選挙のあり方というのか、風潮はおかしいのではないか。NHKを何とかする党とか、SNSとかもそうだが、信じられないことが起きている。水泳から帰ってきた孫一式を含めて洗濯、干すが私の役である。17時、娘と孫を妻が送って行った。歩数は2,111歩だった。

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『狂歌東乃春(きょうかあずまのはる)』

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          蓬莱の
             山は冨士の
 (                ね
 絵              かすみ
 の                くむ
 山          くもかはら
 士              ふや
 富            むさし
 )               野の春
          於東都旅亭
           浪華一本亭芙蓉花賛」(一オ)
 *蓬莱の山は冨士の嶺霞酌む雲が払ふや武蔵野の春
世にきこえし一本亭の翁去年の冬の半より
難波のあしのいとひなく関のひかしに杖
ひきたまひて伊勢や尾張の海面を望み
てもかへる浪のうらやましくも思はす冨士の
高根の白妙を詠めて時しり皃なるに
疲れを慰めはる〳〵の旅路なからもいつ
経しとなく吾妻に下りつきてこの国の」(一ウ)
名所〳〵いさこと問む都鳥思ふ人もおほき
中にかりのすみ田の川筋をたとり行その庵に
しはらく足をとゝめぬ抑春の夕のいと眠け
なるもこの翁の狂歌を吟してハうつら〳〵と
せる眼をもひらきものわきまえぬ姥かくの
たくひまても一首の下に笑ひをなさしめ人と
我とのへたてなくして珍らかなる吾妻の」(二オ)
春に遊へる折から同志の友とち年ころまちゐ
侍りし事なれははやミふしの言の葉をものに
 *「ふし(不二)」(ふじ)=「二つとないこと」(日本国語大辞典) 
かいつけ袖にしてもて来れるにその人々の住所に
 *「かいつけ」)=参考「かいつく(書付」=(「かきつく(書付)の変化した 
  語」)「『かきつける(書付)(1)』に同じ」=「(1)ちょっとした事柄を書い
  ておく。かいつく」(日本国語大辞典)
よせて追かの哥をも読と元ありけるに等閑に
なさんもほゐなくひとつ所によせて翁の外に
よめる哥をも奥にしるし共に桜木にちり

はめ世間に遊ふ国遠き人にも見せまほしく」(二ウ)



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