◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重たいヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スウィングを考える 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ

質問です その1  ウエッヂについて

2013-07-08 21:57:39 | ゴルフクラブ




結局、悶絶セット(全然悶絶じゃないですが)


でのコースデビューは旧年中に果たせず


今年へと持ち越しとなりましたが、依然予定すら立たず…






ちょいちょい練習に出かけている中


だんだんとクラブに慣れてきた感はあります。


というか、もう元には戻れなくなってきました。


戻るつもりもありませんが。





結論から言うと、チョー簡単です。特にウッド。


ヘッドの走りとか、シャフトの撓りとか、プレーンだとか


そういうの一切抜き。とにかくクラブの動きが自然になるように


体が勝手に動いてしまうように打つといい感じです。


(あとあとビデオを見返すとキレーなオンプレーンスイングで


泣けてきてしまうのは言わないでおきます…。)





僕のようなオンプレーンかつあおり打ちのひどいスイングでも


16度のロフト角でどえらいオープンフェースのカムイ君は


低く、強く、速いドローボールをガツンガツン出してくれます。


低く狙い過ぎてドロップさせることもたまにありますが…。


誤ってあおり気味で入るとヘロッヘロの高ーーーい球が


右にビヨーンと出ていきます。恥ずかしくて死にたくなります。





フェースの中央やや上側に打球痕が集中しているところをみると


完成モーメントの恩恵もあり、安定して当たっているようです。


どセンターにあたってしまうとびよよよよーーーんなので


まだまだなんでしょうね。





バース君も27度というロフトとは思えないほど


低く強い弾道が出るようになってきました。


打痕を観るとことごとくフェースの上側でした。


これでいいんでしょうか?飛球的には納得です。





アイアンもだいぶ低く打ち出せるようになりました。


右への打ち出しを強く意識し過ぎてしまい


巻き球になってしまったり、あおりすぎてトップしたりと


まだまだ改善の余地しかありませんが


カシュン!…ドスン!


カシュン!…ドスン!


いい音、いい感触、いい球筋、いい落ち際、いいバウンド


まぐれでも出てしまった日にはうまくなったと錯覚します。


気を抜くとこちらもびよよよよーん…。精進します。





スイングも微細ではありますが、変化してきたように思います。


どうこう考えずにクラブの動き方、打球を頼りに


打ってるだけでも、それはそれは楽しい時間になります。


クラブに訊け!です。それ以上でもそれ以下でもありません。





後はコースでの使用です。もう少し身辺が落ち着いたら


ちょっと行ってきます。そしたらまたご報告します。






長々と申し訳ありませんが、もう一つだけ。質問です。





ピッチングウェッジって、どうして数字付きのアイアンと


同じ形状が普通なんでしょうか?


ウェッジという名前がついているのだから


サンドウェッジと同じ形でもいいんじゃないでしょうか。





ピッチングウェッジが48度でアイアン型だから


P/Sなどというものが必要なんじゃないでしょうか。





例えば…





4番…30度


5番…33度


6番…36度


7番…40度


8番…44度


9番…48度


(ここまでアイアン型。以下ウェッジ型)


PW…52度


SW…56度





じゃだめなんでしょうか?ただ単にバッジを変えただけですが…。


なんかこの方が気分的にすっきりするのは僕だけでしょうか。





もしくは…


5番…30度


6番…33度


7番…36度


8番…40度


9番…44度


(ここまでアイアン型。以下ウェッジ型)


PW…48度


P/S…52度


SW…56度





これじゃだめなんでしょうか。なんかふと思いついて


しかもすっきりしなくて…。なんか歴史的な背景とかあるのかな、と。






店主:そう思います。
フェアウェイウッドを作る場合にも当てはまりますが、
アイアンも番手 というのがあります。
4版、もしくは5番から となると
一番ロフトの立ったものと
一番ロフトの寝たものとの角度差は
30度前後ある訳です。
クラブヘッド単体として考えると
ロフトの立ったものの易しさ と
ロフトの寝たものの易しさ は
異なります。
ロフトの立ったものは
つかまりやすい→ロフトが立っているので
ですが、球が上がりにくくなります。
ですから 重心深度も深め
重心も低めの方が使いやすくなります。
それをそのまま ロフトの寝たものに
適用させると
(重心が深く、低い)
距離をコントロールしにくい
スピンを制御しにくいアイアン(ウエッヂ)になり
使い勝手が悪くなります。

元々 ロフトの大きなアイアンは
高重心・浅い重心の方が
万人に距離制御のし易いものになりますが
ロフトの立った番手にはそれは難しいものになります。

アイアンは番手の流れ
というものが有り
形状をきれいに流れさせつつ
機能を逆転させる という難題が
100年近く 課題となっています。

ご指摘の通り、もう少しロフトを寝かせて
ウエッヂと名の付くものの形状を
45度位から始める というのは
良いアイディアだと思いますが、
パワーのない方にとっては
ピッチングウエッヂのやや低重心、深重心というのは
役立つので、決断に苦しむところです。

弊社の47~48度の
ピッチングウエッヂに アイアン形状を
採用する理由の一つに
重心距離の問題があります。
アイアンは だいたい こんな形状
(先広がり)
というのがあり、アイアン形状に比べると
ウエッヂ形状は重心が短めです。
その分、ウエッヂのソールをやや開き気味の座りに
削るのですが、開き気味のピッチング。。。
というのは イマイチ な気がします。
それぞれの方によって異なりますが
100~120ヤード という
かなり頻繁に利用するPW。。。
左に生きにくい性能を優先したため
ウエッヂ形状でなく アイアン形状を選択しています。

とはいえ ご指摘のことも正論ですので
次回のアイアンに ヒトヒネリ してみようと
思っています。
ありがとうございます