ゴルフクラブやスウィングの計測器 に
ミート率 と評されるモノがあります。
正直 ミート率 と言う名称を付けるには
疑問があるにはあるのですが
これは何を表すか というと
ボールのスピード(初速) を
ヘッドスピード で割ったモノを 指します。
ですから ボールの初速 54ms
ヘッドスピード 40ms
ですから 数値は 1.35 となります。
ヘッドスピードを ボールスピードに変換
する という単純発想で考えれば
ロフトが立っているものの方が その数値は高く
ゴルフショップで計測しながら
クラブを販売する場合の常套手段として
用いられます。
とは言え、ドライバーの場合
通常のヘッドスピードと言うか
一般的な運動性能やスピードで使える
クラブにはある程度、限界がありますので
数値が闇雲に高ければ 飛ぶ! とか
ミート率が良い! と言う訳ではありません。
数値的には 1.4を超えれば 上出来ですし
1.5 を超すことも可能ですが
余程のスピードがあっても 1.55以上になってくると
スピンの極端に少ない 恐い弾道になりがちです。
その逆に ロフトを増やしてくると
その数値は ある規則性を持って 下がってきます。
。。。ですから ミート率 と言う言葉は
適切ではないかと思うんですが。。。
ちゃんと ボールを打てば
ボールスピードが ヘッドスピードを下回る
ことは なかなか起らないのですが
計測値の値で出るのは 水平の移動距離で
ボールの道のりではありません。
ロフトの大きなクラブほど
スピンも多く 出球も高くなっていきますので
平面上 水平移動距離はより減っていきます。
60度~65度以上になると
かなり ボールスピードとヘッドスピードに
差が無くなってしまい
本日のお題の 二度打ち が現実になってきます。
二度打ち すると言うことは
双方の 水平移動距離が ボールの方が遅い
(実際には ボールの道のりではまだ速くとも)
と言うコトです。上記の数値で言うと
1.0 以下の数値になったということです。
サンドウエッヂやロブウエッヂに限らず
もう少し ロフトの立ったクラブであっても
クラブを円に振ってしまったり
入射角度が存在するのに 地面に対して製造ロフトを
維持してしまったりすれば
実質60度以上のインパクトは出来上がってしまいます。
ちょっと 深いラフから
ウエッヂで ボールの根っこを切るように
振った時に 草などのボールへの減速要因も
含め 起り易いショットです。
。。。その場合 ヘッドを地面と平行に入れる
=ボールの根っこを切る そんな風にすると
実質ロフトはどんどん増えてしまい
二度打ちの危険性が上がります。
ハミングバード的には 重いヘッドで
ボールを半個~一個右に置き 普通 もしくは
普通よりキツイ入射角度で打てば
良いだけと考えています
昨日の記事と少々かぶりますが
ロフトを増やしてしまう 最大の要因は
ヘッドを円で振って ボールの下側を
打とうとするコトです。
ヘッドを振り子のように動かして
円で ボールの下側、マットとボールの間に
フェースを入れるような打ち方をすれば
8番アイアンや7番アイアンでも
二度打ちの可能性は否めません。
(寝かして打つことになる バンスの邪魔で
ソール打ち(トップ)になる可能性の方がはるかに高いですが)
練習方法 ですけれど
ウエッヂで テークバックを取らずに
2mとか 3m ボールを打って下さい。
ホントに 転がす だけ
というか 移動させるだけです。
ここで ヘッドだけを動かして
ボールを打とう? とすると
二度打ち が発生したりします。