◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重たいヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スウィングを考える 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ

二度打ち…

2013-09-26 11:19:57 | ゴルフクラブ

ゴルフクラブやスウィングの計測器 に
ミート率 と評されるモノがあります。

正直 ミート率 と言う名称を付けるには
疑問があるにはあるのですが

これは何を表すか というと
ボールのスピード(初速) を
ヘッドスピード で割ったモノを 指します。

ですから ボールの初速 54ms
ヘッドスピード 40ms
 ですから 数値は 1.35 となります。
ヘッドスピードを ボールスピードに変換
する という単純発想で考えれば
ロフトが立っているものの方が その数値は高く
ゴルフショップで計測しながら
クラブを販売する場合の常套手段として
用いられます。

とは言え、ドライバーの場合
通常のヘッドスピードと言うか
一般的な運動性能やスピードで使える
クラブにはある程度、限界がありますので
数値が闇雲に高ければ 飛ぶ! とか
ミート率が良い! と言う訳ではありません。

数値的には 1.4を超えれば 上出来ですし
1.5 を超すことも可能ですが
余程のスピードがあっても 1.55以上になってくると
スピンの極端に少ない 恐い弾道になりがちです。

その逆に ロフトを増やしてくると
その数値は ある規則性を持って 下がってきます。
。。。ですから ミート率 と言う言葉は
適切ではないかと思うんですが。。。

ちゃんと ボールを打てば
ボールスピードが ヘッドスピードを下回る
ことは なかなか起らないのですが
計測値の値で出るのは 水平の移動距離で
ボールの道のりではありません。

ロフトの大きなクラブほど
スピンも多く 出球も高くなっていきますので
平面上 水平移動距離はより減っていきます。

60度~65度以上になると
かなり ボールスピードとヘッドスピードに
差が無くなってしまい
本日のお題の 二度打ち が現実になってきます。

二度打ち すると言うことは
双方の 水平移動距離が ボールの方が遅い
(実際には ボールの道のりではまだ速くとも)
と言うコトです。上記の数値で言うと
1.0 以下の数値になったということです。

サンドウエッヂやロブウエッヂに限らず
もう少し ロフトの立ったクラブであっても
クラブを円に振ってしまったり
入射角度が存在するのに 地面に対して製造ロフトを
維持してしまったりすれば
実質60度以上のインパクトは出来上がってしまいます。

ちょっと 深いラフから
ウエッヂで ボールの根っこを切るように
振った時に 草などのボールへの減速要因も
含め 起り易いショットです。

。。。その場合 ヘッドを地面と平行に入れる
=ボールの根っこを切る そんな風にすると
実質ロフトはどんどん増えてしまい
二度打ちの危険性が上がります。
ハミングバード的には 重いヘッドで
ボールを半個~一個右に置き 普通 もしくは
普通よりキツイ入射角度で打てば
良いだけと考えています


昨日の記事と少々かぶりますが
ロフトを増やしてしまう 最大の要因は
ヘッドを円で振って ボールの下側を
打とうとするコトです。

ヘッドを振り子のように動かして
円で ボールの下側、マットとボールの間に
フェースを入れるような打ち方をすれば
8番アイアンや7番アイアンでも
二度打ちの可能性は否めません。
(寝かして打つことになる バンスの邪魔で
ソール打ち(トップ)になる可能性の方がはるかに高いですが)

練習方法 ですけれど
ウエッヂで テークバックを取らずに
2mとか 3m ボールを打って下さい。

ホントに 転がす だけ

というか 移動させるだけです。

ここで ヘッドだけを動かして
ボールを打とう? とすると
二度打ち が発生したりします。

クラブの形はスイングの形

2013-09-24 10:44:30 | ゴルフクラブ

ゴルフクラブ、クラブヘッドの形状は
自分側に 鎌首をもたげているのです。

この形状の意味は
クラブヘッドの重さ、長さも含めたその重さを
使い手に伝え、その重さで グリップ
そして ゴルフクラブを動かさせ
使い手の動きすら 動かす(指示する)
コトに有るのです。

本来の使い方をすれば
ゴルクラブを動かす方向や 動かす時期ですら
その重さは 使い手に伝える訳で
回転のタイミングや シフトのタイミングですら
ある種 オートマチックにすることが出来るのです。

しかし、現在主流のオンプレーンスウィング。。。
ヘッドローテーションの腕振りスウィングにしてしまうと
その 鎌首を自分の方にもたげた形状は
単なる 運動の負荷、邪魔とも言える 負担にしか
ならず 軽量なヘッド 伝える機能のない硬いシャフトを
使うことを余儀なくされてしまいます。



ヘッドを開けば クラブは右に重さを作り出します
シャフトを寝かせば やはり右には重力方向に
左サイドには 反重力方向/上に行く チカラが掛かります。

この写真のように クラブを左腕で右に移動させ
ロフトを開いた トップオブスウィングでは
本来 前傾姿勢の有る状態での右向きで
起る筈の 左右の高さ関係は そのクラブの作り出してしまう
不必要な負荷・不可抗力によって
崩されてしまうのです。。。

この状態は クラブを最大に重く使う方法。。。
それも ボールに対し ボールを飛ばすことに重く
使うのではなく 自分の体や運動に対し
一番重く使う方法になってしまいますから
筋肉、関節等 からだへの負担も最大になるのです。

知的ゲームで有る筈のゴルフ。。。
そのスポーツ選手の低年齢化 や 選手寿命の低下
も ひとえに その誤った理論と それに基づいた
ゴルフクラブの普及と言う 悪いスパイラルの中です。

クラブの重さを利用して打つ クラブヘッドの重さを利用して打つ
そんな言葉が本当であるのなら
テークバックと言う 重力に逆らって
クラブやヘッドの位置エネルギーを増やす
高さを生み出す行為では 重さを感じたとしても
重さを運動の負荷としたとしても
重量を使って行える筈の 「ダウン」スウィング時に
重くなることは あり得ない と考えるのが
妥当なのではないだろうか。。。

本当に クラブの重さが ボールを打つことに
利用されるのならば 「ダウン」スウィングで
クラブが重くなる 重く感じるコト が
おかしい? と考えるのが普通じゃないのだろうか

クラブの作り出す不可抗力と市販のクラブ

2013-09-23 17:24:25 | ゴルフクラブ
クラブを持たないシャドースイングで有れば
ボールを打たなければ出来る

しかし、いざクラブを持つと
ボールを打つとなると 思っている通りに出来ない。

これは何度も述べている通り
クラブの姿勢や位置によって作り出される重さ
そして、その方向と人間がボールを打つために
アレンジする融合 というコトになるのです。

であれば。。。
そのクラブの作り出す「不可抗力」を無くせば
スイングがうまく行くのでしょうか?

ヘッドを軽く、シャフトを撓らなくすれば
スイングはうまく行くのでしょうか?



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現在、市販されている多くのクラブは
スイングすることの邪魔を出来るだけ排除し
「振りやすい」コト、「動かしやすい」コト、
「スイングの邪魔をしない」コト
を主眼に置いて、作られています。
そうで無いと、売れないからです。

ヘッドを軽くして行ったり、
シャフトを硬くしていく方が
作り側としての「コスト削減」も可能ですから
双方のニーズを満たしている とも言えます。



スイングの目的は スイング ですか?!

スイングの目的はボールを出来るだけ遠くへ
出来るだけ安定して、狙った方向に打つこと
なのではありませんか?

スイングすることの抵抗とならず
スイングが「し易く」なることが
道具としてのクラブの役割ではないと思います。

ゴルフクラブの道具としての役割はボールを出来るだけ遠くへ
出来るだけ安定して、狙った方向に打つこと です。
ですから、打撃部分であるヘッド部分は出来るだけ重たい方が
遠くへ飛ばすことには有利ですし、
ミスヒットにも強くなります。
ボール以外の他のモノもどかさなければいけない
ラフやバンカーなどにも強くなります。

シャフトは柔らかいほど
使い手の動きを助け、動きそのものやその運動速度の
補助になりますから、それもまた有効です。

225484_170587513091874_290037338_nクラブの機能を活かす使い方が出来れば 
使い手の体力以上の結果が出る
練習成果以上の結果が出る『ご褒美がある』




しかし、クラブの機能を殺す使い方をすると
使い手の体力以下の結果を出すような罰がある。

ヘッドが重くなって、シャフトが柔らかくなってくるほど
その 信賞必罰さは極端になって来ます。
使い方が絞られてくるとも言えます。

ヘッド重量もシャフトの柔らかさも
ゴルフクラブを「自分で動かしたいか」
ゴルフクラブに「自分が動かされたいか」
の度合い、好み次第とも言えます。


自分の動き を優先し
それを邪魔しないゴルフクラブを選んで
クラブの使い方、機能の活かし方を
憶えていかないゴルファーが
クラブの機能を基準に、クラブを選択し、購入する
というコトに 矛盾を感じませんか?

自分の動きを優先し、軽いヘッド、小振りなヘッド
小さなロフト、しならないシャフトを使う人ほど
クラブの購入頻度は高くありませんか?

クラブそれぞれに 機能や特色が存在したら
そんなに頻繁に買い替えられるのでしょうか?

自称 上級者…と呼ばれる人ほど
ゴルフバッグの中には、硬さもヘッド重量も
正確も異なるものを混載していることが多く見られますが
機能を活かす扱い方をしていれば
それはゴルフを難しくしているのではありませんか?

柔らかいシャフト

2013-09-23 12:55:20 | ゴルフクラブ

多くのゴルファーは 柔らかいシャフトは飛ぶ
と言う認識「は」持っています。

と同時に やわらかいシャフトは曲がる
と言う認識も持っています。

撓るシャフトを撓らせて~しなり戻して
ボールを弾く・・・そんな発想が根本にあるのだと
思います。

悶絶クラブを使っていらっしゃる方でも
シャフトを大人しく使う ゆっくり使う程度で
撓らせて しなり戻して使う と言う発想は
捨てきれていないのかも知れません。

常軌を逸脱するヘッド重量の装着された
悶絶クラブのシャフトを 撓らせ しなり戻して
使おうとすれば シャフトは しなりきった姿勢で
張り付いてしまうような状態に陥ってしまい
ある種 硬い 撓らないシャフトを同じ に
なってしまいますから ボールが飛ぶ
弾道が伸びると言う状況でなくなってしまいます。

sample 2009_09_29_23_01_02-469フレームショット

悶絶クラブを上手に使う人の
映像などを見ると
テークバック~切り返しをせずに
トップオブスウィングの状態から
ボールを打っている場面を目にすることも
あると思うのですが

柔らかいシャフトの正しい使い方は
シャフトを撓らせない ことにあります。

長さに対する グリップ部とヘッドの部の
相違はあるにしても グリップの運動量、移動量と
ヘッドの運動量、移動量と同じにする

特に気にして欲しい部分は
ヘッドの移動して欲しいと思う方向と
グリップの移動する「方向」をそろえるコトに有るでしょう。

もっと 突っ込んで言えば
ヘッドの重さを使って グリップを動かす
ヘッドの重さを使って ヘッドを動かさない
ということになるでしょうか・・・

流行のスウィングの多くは
インパクト付近でグリップを止めるコトが
多くあります。それは ヘッドの重さ、それが作り出す
不可抗力と闘う。。。筋力の闘いになりがちです。

正しくゴルフクラブを使う と言う点に置いては
体の向きの変更(脚の動き)
肘による クラブの横スライド
この双方を使って グリップ部を常時 常時
動かしているコトに有ります

20090801 2009_09_01_01_25_27-346フレームショット

如何にシャフトを撓らせない か
ここら辺を追求することが
クラブを上手く使い
ヘッドの重さで ボールを移動させる(破壊力)
事に直結して行きます

シャフトの柔らかさ 
シャフトの役割は
ヘッドの形状 ヘッドの重さを
グリップ部に伝えるコトで
それによって クラブの役割である
重さを使って クラブの使い手に
クラブの移動させる方向を伝達する

シャフトの柔らかさは
グリップを基準として ヘッドを動かす為のものでは無く
ヘッドを基準として グリップを動かさせるために
存在すると言うコトになります。

ですから シャフトの必要以上に硬いモノは
クラブからの指示 クラブの形状の意味を
一切 使い手に伝えず
使い手は 単に反復練習によって
クラブを無視する「動作」を刷り込んでいく
という 大変無機質なモノになってゆく訳です。

ヘッドスピードの造り方

2013-09-20 17:11:25 | ゴルフクラブ
ヘッドスピード。。。
アマチュアがこだわるヘッドスピード
大きな意味があるようで、あまり意味が無かったりする。。。

計測に重点をおいて
「ヘッドスピード」だけを上げよう とするのなら
ロフトを開いて、こすって打った方が
「ヘッドスピード」 は 上がる(数値として^^)

でも、これで距離にならない。

総じて、アマチュアゴルファーが
「振ったぁ」と言う自己満足を満たす
ヘッドスピードを上げようとする動作をした場合
99%以上、その動作はロフトが増える動きになってしまう。


飛ばそうとして、てんぷらになったり
当たっても、ただ高くなったり
スピードを上げる が スライスの度合いと比例してしまったり
の経験は殆ど人が体験しているだろう。

正しいロフト、
入射角度なりの正しいロフトで打てる と言う条件の上では
ヘッドスピードは 37ms で
キャリーボール実測215~220ヤード
ランを含めれば 240ヤード打つことが可能である。
その上で、ヘッドスピードをロフトを増やさずに
増やすことが出来るのなら
それは そのまま距離につながっていく。

で、出来るだけ少ない労力で
出来るだけ少ない筋力や瞬発力で
ヘッドスピードを確保する方法 というのもある。

ま、、、市販のクラブにはそれを望むことは出来ないが。

それは、ゴルフクラブ最大の機能
「ヘッド重量」 である。

トップの位置から、インパクトまでは
俗に 「ダウン」スイング と呼ばれる訳で
ヘッドが動作などの筋力によって移動するモノだけでなく
重量がヘッドを落とす、落下させるスピードを
加算させれば、当然、運動のスピードにプラスアルファー
が生まれる訳だ。


最近の雑誌などに掲載されるスイング理論 は
ダンスのように人間の各所各所、各コマ各コマの
ポジションを追及することばかりに重点をおき
クラブの及ぼす影響と言うのを無視しすぎる。
ヘッドやシャフトの機能の無いクラブ だから そうなるのか
はたまた、クラブの機能を利用しないスイング理論が中心だから
ゴルフクラブの機能が急激にダイエットし始めているのかは
窺い知れないが、本来クラブの機能を利用すれば
少なくとも、人並みの飛距離は歯を食いしばらなくとも
稼ぐことが出来る様になっている。



ご自分でクラブを持ってテストしてみれば
分かるのだけれど
ダウンスイングで ヘッドがどこにあるか
フェースがどうなっているか によって
手、腕、体にかかる重さは異なる。
そして、そのクラブの作り出す、重さの方向も異なってくる。

これから 自分はどの方向に行きたいのか
どこにクラブを持っていきたいのか は
その時点で クラブの作り出す重さとその方向によって
概ね決まってしまう。
逆に言えば、写真のように、体の姿勢ばかりを追いかけて
スイングを作ってみても、結局のところ
このクラブの作り出す重さとその方向によって
作用されてしまうのだから、イメージとは
全く違うスイングになってしまう。

次に行きたいところ
最終的に行きたいところに
行きやすい重さのかかり方を
感覚として、つないでいけば
誰に教わらなくとも、クラブから指示が来る。

スピードの上がりやすいクラブ位置、ヘッド姿勢
スピードの下がりやすいクラブ位置、ヘッド姿勢
というのが有って、始めの 動作…打ち手の運動能力としての
ヘッドスピード37msを基準とすると
この二つによって、加算~減算の差は 4msにもなる。

動作として 37ms であっても
ヘッドスピードが下がりやすい状態から始めれば
結果として 35msのヘッドスピードになるし
その動きは総じて、ロフトも寝る…
ヘッドスピードの上がりやすい状態から始めると
結果として 39msのヘッドスピードになるし
その動きは総じて、ロフトも立ちやすい

その飛距離の差は 30ヤード以上になってしまう…

そんな秘密がクラブには隠されているのだ。