夜中2時、、、
店を出ると、ふと冷静になる自分がいる
終電は無い
妻には何も言ってない
我が息子から漏れたであろうヌルヌルとした液体の冷たさを少し感じながらも現実と向き合う
麻生久美子はしっかりと隣にいる
キスしまくりで、唇がテカテカしている
かわいい、、、
このままホテルで抱きたい
しかし今からタクシーで帰れば日の出前には帰れる
妻には飲み会が盛り上がってしまったと言えばまだギリギリ許される時間だろう
246の国道沿いで俺は泣く泣く手を上げた
そしてその手に反応しタクシーが止まる
麻生久美子は?という顔をしている
俺:今日はありがと
そう言って麻生久美子をタクシーに乗せる
そしてタクシードライバーに千円を握らせる
麻生久美子:えっ、始発まで一緒にいるよ
俺:ううん、俺は大丈夫 また飲みにいこうね
すごく爽やかに言った
でもすごく泣きたい気持ちになった
抱きたかったぜ。。。
バタンっと、タクシーの扉が閉まり、麻生久美子がタクシーの窓を開ける
俺:おやすみ!
麻生久美子:うん、、、おやすみ
俺は麻生久美子が乗ったタクシーが見えなくなるまで、見送った
さぁ、現実に戻らなければ。。。
俺は自分用にタクシーを拾った