「少し体重が増えてしまった」
11月は日本スリーデーマーチ、小田原ツーデーマーチ等大きなイベントが続きます。
私も役員として参加しており、5日間は時間を取られています。
もっとも、小田原が一日だけでしたので、他の役員さんより1日少ないことになります。
小田原ツーデーマーチの場合、初日の箱根コースの担当でしたが、朝からの雨に石畳を歩くことなく県道を歩いたわけでしたが、歩道が石畳風に石が敷き詰められており、何人かの参加者の方は滑って転んだということでした。
芦ノ湖湖畔に8時前に集合し、打ち合わせを行い、出発式、スタートと続いてゆきます。
小田原からバスで現地に行ったわけですが、途中、湯本あたりでは殴りつけるような雨でしたが、出発式のころには小降りとなり、スタートするころには小雨の状況に変わってきました。
雨の箱根コースは、事前申し込みの方が500名以上でしたが、当日集合した方は200名強と少し寂しい感じもしましたが、皆さん元気にスタートしてゆきました。
しばらくすると遅れてくる方がいるとのこと。その方を待ち、アンカーとして出発したのですが、さらに電話が入り、追いかけてくる方が一名いるとのこと。
途中でその方を待ち、最初の目的地である甘酒茶屋に向かいました。
甘酒茶屋で頂いた甘酒の美味しかったこと。普段の私は甘酒などは飲まないのですが、この日に限っては、冷えている体に暖かい甘酒がしみわたり、元気が出る一杯でした。
その後順調にコースは進み、レストランでの追い出し、地球博物館での追い出しと順調に進み、ほぼ時間通りにゴールした雨の箱根コースとなりました。
箱根コースは、私が把握している限り、1名が歩道で滑ってしまい、足を捻挫してリタイヤ、もう一名は、合羽を着ていたのですが、途中でカッパを脱ぎ、体が冷えたらしく腹痛を伴いリタイヤ。結果2名のリタイヤが出たのが残念でした。
話は変わりますが、どうも歩いていて私の体が重く感じ、いつもと様子が少し違っていました。特に、ウォークに支障が出たわけではありませんが、少し気になり、翌日体重計に乗ったところ、いつもの体重より少しばかりオーバーしていました。
決して帰りに飲んだアルコールの為ではないと思いますが。
最近ウォークの回数も減り、結婚式などの宴会も続いたこともあり、脂身がお腹についてしまったかと。
この分では、12月に恒例の血液検査を行うことになっているのですが、数値が心配になります。そこで、ホームページにある未病チェックシート(慶應義塾大学 渡辺教授監修)を活用して、自分の体のタイプを知ろうとチェックを行ったのですが、結果は健康体であり、漢方療法に当てはまる状況ではありませんでした。ただ、お勧めの食材として、タラの芽、にら、のり、牡蠣、あさりをとるようにとのこと。
ひとまずは安心ですが、やはりダイエットが必要かと思った次第です。
漢方療法と未病の関係について少し紹介したいと思います。
漢方医学においては、古くから病気とは言えないが、健康ともいえない状態を「未病」と呼び、未病の状態のときに体の不調を治してゆくのが最も良い治療法であると考えられています。
未病を治す漢方医学の基本は、日常の食べ物によって健康を維持し、病気を治し、長寿を保という「医食同源」の思想に基づいた食養生の考え方にあります。
西洋医学と異なり、漢方薬が最も効果を発揮するのは、この未病の段階で予防することにあるといわれています。
西洋医学で処方される薬は、極端なことを言えば単一成分であり、たいして、漢方薬の場合は、他成分の薬と言えます。一つの薬草などを使用するのではなく、数種類の薬草を調剤し、個人別の症状に合わせて調剤するというという考えであり、例えば、イチョウの葉、高麗人参、西洋オトギリソウ、エゾウコギ等は、西洋では単体で使用されますが、漢方の場合、単体で使用することなく、他の薬草などと合わせて調剤し、薬効を高める方法になってきたわけです。
人類は長い歴史の中で、身の周りの植物・動物・鉱物などの天然産物から、病気を治してくれる数多くの「薬」を見つけ、その知識を伝承してきました。このような自然界から採取された「薬」になるものを、利用しやすく保存や運搬にも便利な形に加工したものを生薬(しょうやく)と言います。高度に加工・精製されたものや、その成分だけを抽出したようなものは、生薬とは言いませんが、西洋医学ではこちらを重視してきたわけです。
生薬は毒性に基づいて上薬、中薬、下薬と3つに大別してされます。
上薬というのは、無毒で命を養うような生薬であり、例え作用が弱くても、副作用がなく、長期服用できて体の治癒力や抵抗力を高めるようなもので不老長寿に役立ちます。高麗人参や黄耆などが代表です。
中薬は、少し毒作用があるのですが病気を治す効果もある程度期待できる生薬です。間違った使用をしたり長期に多くを服用すれば副作用も出ますが、少量または短期間なら毒性がなく薬効を期待できるものです。柴胡や麻黄などが代表となります。
下薬は、病気を治す力は強いが、しばしば副作用を伴う生薬です。作用は極めて強く、正しく使えば治病効果が優れていますが、副作用に注意して使用しなければなりません。大黄や附子が代表です。
したがって、健康増進や、未病の改善を目的にした場合、上薬に分類される生薬を主体にして長期に服用することになります。行ってみれば、健康食品のようなもので、作用が弱くて効果が表れるまでには長い時間がかかり、短時間では効果が出ないようなものなので、西洋医学では薬とは認められないようなものかと思います。
東洋では、先に述べたように医食同源の考え方があり、食べ物と薬に一線を画することなく、疾病を予防し健康増進の目的で食事と薬とを同列に扱う伝統があります。これは、毎日体に取り入れる食べ物こそ体を作り、体を治すということを長い歴史の中で体験しているからです。生薬の中でも上薬に分類されるものは、食物のように毎日少しずつ摂取しても副作用を起こさず健康を高める薬物として位置づけられています。すなわち、上薬に分類されるような副作用の少ない生薬を主体にした漢方薬は未病を改善するために利用することができます。
先程のチェックシートにおいて出てきたお勧めの食材などは、このような観点から出てきたものと思われます。
ではダイエットに関しては漢方薬は有効なのでしょうか。そもそも太るということは、摂取カロリーと消費カロリーの関係で、摂取カロリーが消費カロリーよりも大きい場合、体に蓄積されて、結果太るということにつながるわけです。
かといって、摂取カロリーをいきなり少なくすると、体内脂肪が燃焼する前に、筋肉などの栄養素が消費カロリーに回さられるため、筋力が衰えるとともに、食べる量が少なくなることによる生活に必要な各種栄養素が不足してくることになり、健康が疎外されることにもなります。
したがって、ダイエットを行う場合、特に急激なダイエットを行う場合には、必要な栄養素を不足させることなく、かつ、体内脂肪を有効に燃焼させてゆくことが必要となるわけです。
私の場合、ダイエットタイプは「怠け者タイプ」であるため、かえって難しいのですが、もしかしてうまくいったらその方法なども紹介したいと思います。
一番の敵はアルコールであることは分かってはいるのですが・・・・。
参考HP:http://www.me-byo.com/ 未病チェックシート
http://www.ginzatokyoclinic.com/kampo/mibyou.html 未病を治す漢方煎じ薬
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