【今日の ひまつぶし】
普通自動車の運転免許しか持っていないワシは(自動二輪免許もあり)、大型トラックの運転手に多大な尊敬をいだいている。
大型トラックも緑ナンバーの長距離陸送や大型観光バス、ましてやそれが女性だったり、セミトレーラーだったりすればなおさら。
彼らがバックする時、つまり後退だな、窓を開けて右手をドアのハンドルに掛けて、上半身を乗り出して後ろを向き、そろそろと後退をする姿は
恰好良くてあこがれちまう。
この時のドアハンドルの形状はこういった形である。
これは撮影の都合上我が家の「トヨタノア」の左ドアハンドルの写真だが
つまり、ガッチリとつかまれる棒状の形態になっている。 のである。
昔聞いた話では、メルセデスベンツと言う会社の車は(ドイツの車ね、念のため)すべてのドアがこういった形状にしてあるそうだ。
その理由とは、事故など緊急の際、外側からドアを引き開け無ければならない時に力を入れやすくする形だそうな。
そこまでこの会社は考えて設計してあるのだなと尊敬をした。
が、しかしベンツは高価で、よほどの金持ちでないと買えない車であるので未だ所有したことは無いが・・・・
ドアハンドルの形状は他にこういう形がある。
手のひらを上向きにしてハンドルそのものを引っ張り上げる形である。
これだとメルセデスが心配したようなシーンではあんまし効果が期待できない。
その気になって街ゆく車を見ると
トヨタは1世代前のクラウンと商用車を除く全部の乗用車が棒状のドアハンドル
ニッサンも商用車を除く全車種が棒状
ホンダも商用車を除く全車種が棒状
マツダもしかり
スバルも全車種
ダイハツは商用車とアトレーを除く全車種
あーもうくたびれた
最後にスズキはどうか、最近出たばっかしのアルトと商用車を除く全車種が棒状ハンドル
三菱が最後の最後で、こちらも電気自動車の軽アイミーブと商用車を除く全車種であった。
ここまでお付き合いくださいましてありがとうございます。
結論を言うと、ほぼすべての乗用車が、ドアを非常時に外から開けやすくなっている棒状ハンドルとなっていたのだ。
これで今回の研究発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。
最後に我が家に25年ほど前から住んでいる車のハンドルをご紹介します。
外からは人差し指1本でしか開けられないチンケな設計となっている。
外観上のデザインを優先して、人命の保護などは二の次となっているのだす。
とほほ、25年前の車に関する思想とはこんなものなのだよ。
※この車もモデルチェンジを重ねて今の4代目?は安心の棒状ハンドルとなったのだ。