音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

2013年の収穫

2013-12-29 18:03:05 | いろいろ
久しぶりに更新します。
今年のベストということで。




1.Chich Corea Trio/Trilogy

メンツが良いからといって内容が良いとは限らない、という教訓があるので結構慎重に考えてから買ったのですが、メンツのまんま良い内容になっていました。

特に「This Is New」が素晴らしく、私がchickに求めるものがすべて詰まっていました。
聞いた回数も文句なしのブッチギリ。3枚組でボリュームも多く、それほど響かないトラックも正直あるのですが、「This Is New」1曲でも全然元を取った感じです。
そして当たり前ですが、Brian Blade、Christian Mcbride共に最高ですね。Bladeが抑えるところは抑えていることで奥ゆかしいトリオになっている点も特筆点かと。






2.Stefano Bollani Hamilton de Holanda / O que será

大好きピアニスト、Stefano Bollaniのギターとのデュオライブ(すみません、ギターの人は今回初聴きでよく知りません)。
Bollaniは以前Chickとのデュオもやりましたがこちらの方がずっと好きです。
美しさ、歌心、楽しさ、すべてにおいて満点で、ピアノ、ギター双方の楽器の美しさも浮き彫りになっているデュオ作のお手本。
特にBollaniの強烈な歌心が何度も聴きたいと思わせる要素かと思っています。






3.Roberto Taufic & Eduardo Taufic Duo / Bate rebate~ピアノとギターの響き

全く予備知識なく聴いて、そして今も全く調べていないので詳しいことは書けないのですが、
これも素晴らしいピアノとギターのデュオ。一時はBollaniを抑え、同時期に入手したHersch/Lageのデュオを押しのけてしまった。
ヒーリング系のおとなしい曲から始まり、だんだんジャズ的なデュオになっていくのですが、Bollani盤と同じく美しさ、歌心、楽しさ、すべてにおいてレベルが高く、こちらの方がより曲に重きを置いているという印象。うーん、やっぱこれ2位でもいいかも。迷うほど。たまたま見つけることが出来てよかったです。レーベルごとチェックしていきたいと思っています。






4.John Mayer / Paradise Valley

これはロックです。ジャケ通りカントリーって声もありますが、フュージョンっぽいあたりの良さもあり、いずれにしても尖っていない、近年のJohn Mayerの流れの中の作品という感じです。聴くべきは様々なギターを駆使して曲を彩っているのですが、さらっと弾いているようでアホみたいにうまいそのギター。バカウマで歌心満点、そして弾きすぎることなくあくまで彩りを加えるだけ。その職人気質に参ってしまいます。押しつけがましくないので何回も聴きたくなるし心地よい。もはや初期のカッコいいJohn Mayerより好きです。




、、、、さて、2012年の収穫は書かなかったんですね。あとあと見ると少しさみしいものです。
ホントに何を聴いた年なのか、わからないんですね。
そんなことも感じるのでせめて節目では残していきたいと思っています(この頻度だとほぼ忘備録でしかないですが、、、)。

来年も良い音楽が得られますように。