音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

Marc Johnson / The Sound of the Summer Running

2014-02-15 02:16:18 | ジャズ



これはいつ聴いても良いな。

雪の良く似合う現場で打ち合わせが白熱して、
気付けば家まで帰れるのだろうかという家までの道中で、
The Sound of the Summer Runningです。笑える。

ECM系を聴いてたら本当に凍りそうになってきたので真逆のこれを当て込んだ。

ジャケットがとてもかわいくオシャレですが、音楽もそれに乗っかってきます。
Bill Frisellの土臭いセンスが少しあか抜けて感じられます。

次から次へと来る楽しい曲の数々。
このメンバーのカラーをリラックスしつつしっかり主張した演奏。
すべてのカラーが上手くまとまった名盤だと思っています。



、、、今日の雪は先週の大雪よりはるかに「遭難車」が多く、坂道への小道は100%ダメでした。
普段の3倍時間がかかり、イライラもしましたがこの作品で急ぐことをあきらめました。

また夏が来たらお願いします。





Marc Johnson / The Sound of the Summer Running
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1. Faith In
2. Ghost Town
3. Summer Running
4. With My Boots On
5. Union Pacific
6. Porch Swing
7. Dingy-Dong Day
8. The Adventures Of Max And Ben
9. In A Quiet Place
10. For A Thousand Years


Marc Johnson – bass
Bill Frisell – electric & acoustic guitars
Pat Metheny – electric & acoustic guitar (42-string Pikasso)
Joey Baron – drums & tambourine


1998年作品

Pat Metheny Unity Group/ Kin (<-->)

2014-02-12 21:42:29 | ジャズ



バンド名がちょっと違ったり、Chris Potterが居たりOrchestrionsが使われていたりという違いはあれど、印象は完全にPMGです。
新たなユニットへの期待というか、新たな世界というような驚きは特になく一旦落ち着きました。

しかしこの特異な音楽隊が持っている最大の武器と言えばトラベル感でしょうか。
トリップよりもトラベル。
そして高揚感より幸福感。

今回は特に人生の喜びを乗せた美しい曲で埋め尽くされていると感じます。
最終的に聴き惚れてしまうのが高揚感の向こうに見えてくる幸福感。
PMGの音楽は手段はどうあれ、ディティールがどうあれここを目指しているのだとすると、PMUGは大成功じゃないかと。メンバー構成はあまり関係ない感じがします。

違いと言えば録音が今までのPMGとは結構違うかなと。そっちの方が違いとしては感じてます。

それにしても当時は単発で終わるかと思っていたOrchestrionsがさりげなく溶け込んでいたり、良いメンバーは次々と見つかってはちゃんとPatの音楽を理解して力になっていたり。この人の音楽人生設計は順風満帆に見えます。今後も好き放題やってほしいと思います。



Pat Metheny Unity Group/ Kin (<-->)
●●●●● ●●●●〇

1. On Day One
2. Rise Up
3. Adagia
4. Sign of the Season
5. Kin (<-->)
6. Born
7. Genealogy
8. We Go On
9. Kqu


Pat Metheny-guitars,guitar synth,electronics,synths,orchestrions
Chris Potter-tenor sax,bass clarinet,soprano sax,alto flute,bass flute
Antonio Sanchez-drums and cajon
Ben Williams-acoustic and electric bass
Giulio Carmassi-piano,trumpet,trombone,french horn,cello,vibes,clarinet,flute,recorder,alto sax,wurlitzer,whistlig and vocals


2014年作品

Alan Pasqua / Body And Soul

2014-02-05 16:54:49 | ジャズ



少し古い作品です。中古にて。
日本企画、スタンダード中心。
ベタ中のベタです。

しかしこれはナイスセッション以外の何物でもない。
思考停止の音世界です。

思考停止なのでどう書こうか考えちゃいます。
考えて書くのですでに伝えるのは難しい。

スタンダードの選曲も反則的に素晴らしですがオリジナルも素晴らしく、
やわらかいタッチのピアノの音が素晴らしいことや、
適度に制御されたトリオとしての技量も当然素晴らしかったりして、
更には自然に入ってくるアレンジがまた素晴らしいことなど、
もう面倒くさいんで全部素晴らしいでいいやという感じです。

おそらく15年以上前にJohn Patitucciの作品で聴いていた以来のAlan Pasquaですが、
リーダーとしての力量はまた素晴らしく、改めてちゃんとチェックしたいなと。
こんなありふれたフォーマットと選曲の中で違いを作り出せる実力は、
年月が過ぎるほど際立ってくるのだろうと思いました。




Alan Pasqua / Body And Soul
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1. You Must Believe In Spring
2. Highway 14
3. Stella by Starlight
4. Barcelona
5. God Only Knows
6. All the Things You Are
7. Whiter Shade Of Pale
8. Body & Soul
9. Wichita Lineman
10. Smile


Alan Pasqua-piano
Darek Oles-bass
Peter Erskine-drums and percussion
Lina Brunkell-vocal(2)


2003年録音