久しぶりのシングル単体レビューです。リリース自体もお久しぶりなELTの新譜。
きみの て/Every Little Thing (試聴もできる公式ページ)
trk-1.きみの て(★9.5点)
浜崎あゆみと同じく、年末恒例になってきているELTのバラードシングルですが、今回はなかなかいい・・・というか、良い意味で不意打ちを食らわされました。ノックアウトです(笑)。
印象としては、「またあした+恋文+UNSPEKABLE(ちょっとだけ)+α」って感じなんだけど、これで「÷3」がないんですよ。全部プラスに作用してるんです。ここ最近の楽曲のいいとこ取り、と言えばいいかな。
基本的には、派手さはあまりないし、曲調は少し地味なんだけど、サビメロはとてもキャッチーに仕上がっています。サビは基本的に同じフレーズを繰り返してる(「僕へと触れ続けた その手は優しかった」のフレーズ)んだけど、全く単調さを感じないです。素晴らしき職人芸。作曲のHIKARI氏は、恋文でもそうだったけれど、ABメロで「微妙に外れたメロディ」を作るのも上手いよなぁ。
恋文のテレビ出演時は、そのメロディを持田が歌い切れてないかな・・・という感じが時々したんだけれど、今回は喉の調子が良いのか、しっかりと自分のモノにしています。確かライブ中に喉にトラブルがあったりもしていたけど、お休みの間にバッチリ体調を整えてきたようです。うたばんの時の歌唱は「口パクか?」と思うぐらいでしたからw
最高傑作アルバム「commonplace」&「ACOUSTIC:LATTE」で、自らの道をしっかりと確認した後、それをより昇華させたと言える、傑作シングルです。
持田の詞も、だんだんオリジナリティが出てきたというか、表現とかにも余裕がある感じですね。ELT、いいポジションに持ってこれたと思います。
trk-2.帰り道(★7点)
カップリングのこちらもバラード。こっちの方がよりバラードしてるかな。Aメロの歌唱は甘々で、好みが別れるかも?
サビ途中で転調するのも面白いですね。カップリングとしては悪くない、むしろ良いと思うけれど、「きみの て」が良すぎて霞んじゃいますね。こればっかりはしょうがないです。
やっぱり「きみの て」一人勝ちと言った状態。この秋オススメの1曲です。正直な話、去年のうたばんで歌った「good night」で、ファンやめようかとも思うぐらいだったんだけど(ちょっと歌唱がクセつけすぎてて・・・)、やめないでおいて良かった(笑)。
未だに初期の五十嵐充時代の面影を重ねている人はやっぱり受け付けないと思うけど(特に2曲目)、そうでない人は是非聞いて欲しいシングルです。というか、もう五十嵐充時代とは全く別のグループだと思って聞いてください。名前はELTだけど、中身は別モノ。って、今更言うことでも無いですけどね。
個人的には、次ぐらいにはアップテンポの曲が聴きたいな・・・と思ったり。
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