ろぐろぐ音楽ブログ

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fripSide 全アルバム感想 その1(2002-2009 naoさんボーカル期)

2020年11月17日 21時50分09秒 | 感想・レビュー(アルバム)
メジャー初のベストアルバム発売で自分の中でのfripSide熱が上がっているので、勢いで。
 
楽曲製作のほぼ全てを手掛ける八木沼悟志(sat)さんと、ボーカルのnaoさんの2人組として2002年に活動開始。
途中でボーカルが南條愛乃さんに変わりつつも、デジタルポップスを突き詰め続けて18年、今でも現役ペースで作品を発表しつづけているfripSide。

デジタルポップスでここまで継続してリリースし続けているのって本当に異例。
Every Little Thingはデジタルポップスなのは甘く見積もって5年くらいだし、GIRL NEXT DOORは5年、Favorite Blueは4年、day after tomorrowは3年。玉置成実がデジタルポップスを歌っていたのも4年くらい。浜崎あゆみがデジタル色が強い曲がメインなのもデビューから3年目くらいまで。あとはm.o.v.eが頑張って16年か。(小室系はデジタルポップスじゃない時も多いから除外)
accessが一番歴史は長いと思うけれど、リリースはさすがに最近鈍っているし。
naoさんボーカル(第1期)からのファンとしては、こんなに長く活動を続けてくれているのが奇跡に思えるくらい、本当にありがたいのです。
 
というわけで、fripSide、第1期も含めた全アルバム感想いきます。


初期3枚は、muzieというインディーズ楽曲配布サイトで人気を博していた(らしい)時期。
どれも現在は廃盤で、オリジナルは中古でも入手が難しいアルバムたち。(とはいえ、ベストはあるのである程度の音源確保ならさほど難しくはないです)

「first odyssey of fripSide」  2003.04.12   お気に入り度:★6.5
1. introduction  2. distant moon  3. come to mind  4. Love to Sing  5. Colorless fate  6. Your Ocean -azure reproduct mix-  7. be sure... -album mix-  8. bright days  9. in the future -side02-  10. Love to Sing -HEAVENS WiRE RMX-  11. end game
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
自主製作による1stアルバム。fripSideの基本路線はこの時点から既に定まっていて、心地よい哀愁感を含んだメロディのデジタルポップが全編貫かれております。naoさんのボーカルもこの頃からかなりキー高いところまでイケていて、ファーストアルバムだからいろいろあって路線がバラバラ…ということもなく、今に脈々とつながるfripSideの原点がここにあるという感じ。

ただ、やっぱり自主製作で1stってことで、音がガチャガチャしているのが最大の難点。naoさんのボーカルもキンキンしているというか録音状態があまりよくない感じがするし、通して聴いていると耳が痛いというか…。2003年当時は今ほどパソコンが高性能じゃないし機材にも制限があっただろうから仕方ないのでしょうけど、「only my railgun」以降のfripSideしか知らない人が聞くと悪い意味でびっくりするくらいだと思う。メロディセンスに関してはもうこの時点で凄くいいのになぁ。
 
音の雑さが目立たないのが、「be sure...」「your ocean -azure reproduct mix-」あたり。前者がアッパーでダンサブルなんだけどメロディアスというfripSide王道曲、後者がいい意味で雰囲気モノなバラード。なんちゃってR&Bテイストの「in the future -side02-」はここでしか聞けないテイストで貴重。
「colorless fate」「come to mind」「distant moon」は、メジャーデビュー後にセルフカバーされて大幅進化しております。この時点ではまだダイヤモンドの原石って感じで、非常に惜しい。「end game」も好きなんでセルフカバーしてくれないかなー。


「2nd fragment of fripSide」  2004.03.28   お気に入り度:★7.5
1. second fragment  2. sky  3. transitory orbit  4. message  5. save me again  6. tearful voice  7. belief  8. stellar  9. Detour -fripSide edition-  10. crying moon  11. belief -TRI-HEDGE RMX-  12. storm of sorrow
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
前作では写真に文字入れただけだったジャケットのデザインがプロっぽくなり、fripSideのfSオレンジマークもここで登場、ブックレットの内容などなど見た目からして完成度が上がった2nd。
帯には「ダウンロードサイト"muzie"pops部門1位獲得曲9曲収録のBest of fripSide!」との記載があり、この辺からインディーズアーティストとして頭角を現しているという感じなのかな?

Best of fripSideと銘打つだけあって、内容的にも充実。前作の大きな弱点であったサウンド面は少し改善。まだ高音寄りでちょっとキンキンしてるし、メジャーデビュー後と比べると落差はあるけど、それでも前作と比べるとだいぶ耳に痛い感じは和らいできてる。

そしてなんといっても曲自体が前作からクオリティアップ。naoさんのハイトーンボイスをより生かす方向に持って行ってる感じ。特に1曲目の「sky」が素晴らしすぎる。デジタルウィンターポップスとして完璧な胸キュンメロディが素敵なアップテンポ。サビ途中で転調するのもツボ。初期fripSideの代表曲で、後に2回セルフカバーされますがオリジナル版も負けてないです。
ほか、「only my railgun」路線の最初の一歩ともいえるトランステイストの「transitry orbit」、珠玉のメロディに女性側から男性へさよならを告げるという歌詞が珍しい「message」、力強いメロディのミディアムナンバー「save me again」などなど聞き所も多いです。前半(〜7曲目)が特に強いな。
 
ディスク2枚組で、2枚目のディスクにはPCで見れる「sky」のPVと、「transitory orbit」のイメージビデオが収録。当時の自主制作にしては頑張っているとは思うのですが、やっぱり今見ると微笑ましい感じもある。当時のHPのFlashコンテンツも入っているのですが、これも2020年いっぱいで見れなくなっちゃうのかな?


「3rd reflection of fripSide」  2005.06.23   お気に入り度:★8
1. an evening calm  2. reminiscense blue  3. nostalgia  4. transient wind  5. vanity destroyer -fripSide edition-  6. velocity -fripSide+vin-PRAD-  7. splash emotion  8. colors of summer dream  9. planet illusion  10. sky -sLab reproduct mix-  11. bright days -version2005-  12. distant moon -version2005-
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
前作の進化系・延長線上の3rd。楽曲の充実具合もいい感じ。
前作と同じく1曲目「an evening calm」が素晴らしすぎる。秋風のセンチメンタル感をぎゅっと集めたせつないミディアムバラード。naoさんのハイトーンボイスともマッチしていて非常によいです。ナンジョルノボーカルでのセルフカバーもありますが、naoさんのボーカルもハイトーンがより切なさを感じさせてくれていて、甲乙つけがたい。

他の曲も捨て曲ないなぁ。「reminiscense blue」「nostalgia」「transient wind」のバラード〜ミディアム系が特に強い。あと、「splash emotion」みたいな明るい曲が出てきたのが特徴かな。浅倉大介さん的なテイストが強くていいのですが、ボーカルの録音状態がいまいちなのが惜しい。
「vanity destroyer」「velocity」あたりは、「only my railgun」の原型ともいえる高速ナンバー。
 
あと、「sky」のリミックスもボーナストラック的な立ち位置ではありますが、シャレオツで結構よいです。
ジャケ写はsatさんお気に入りなのでしょうか、後の10周年記念アルバム「Decade」でも同じ構図が。


「the very best of fripSide 2002-2006」  2006.12.29   お気に入り度:★8
[Disc1 nao Side]
1. Red -reduction division-  2. sky  3. an evening calm  4. save me again  5. nostalgia  6. transitory orbit  7. colorless fate  8. crescendo  9. velocity -fripSide+vin-PRAD-  10. bright days -version2005-  11. splash emotion  12. come to mind  13. crying moon  14. distant moon
[Disc2 sat Side]
1. the chaostic world  2. vanity destroyer  3. message  4. reminiscence blue  5. melody -reset+fripSide-  6. true eternity  7. stellar  8. transient wind  9. absolute one  10. love to sing  11. planet illusion  12. belief  13. your ocean -azure reproduct mix-  14. Red -reduction division- (tkm vs sat RMX)
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
これまで発表した楽曲を集めた、2枚組の初期ベスト。
選曲は1st~3rdからまんべんなく選曲+アルバム未収録の曲も多数入っていて、当時のfripSide決定版。

この時点で2枚組ベスト作るならこの選曲になるよねという納得感あるベストで選曲はいいのですが、通して2枚聞くとさすがに似た曲多い+音質の問題で耳が疲れる感じは否めない。自分のfripSideファーストコンタクトはこのアルバムだったのですが、すげー好みの曲がいっぱいある!と序盤はテンション上がりつつ、2枚通して聞くのはちょっとキツかったのが第一印象だったりする。
曲目リストの青文字率を見れば分かる通り、ピックアップして聞くと良い曲たくさんなんだけどね。初回盤は写真集付き。
 
PCゲームソフト流通として販売されたので、これは今でも入手可能。
初期3枚のアルバムは集めるの大変なので、コンプリートボックスまでは手が出ないけど初期が聞きたいという人には今作をどうぞ。

作品としてはここで一つの段落がある感じ。それくらい次の作品は充実してる。


「binarydigit」  2007.08.24   お気に入り度:★9.5
1. binary digit(inst.)  2. hurting heart  3. misery  4. prominence -version 2007-  5. refine progress  6. heat your wave  7. libration crisis  8. never no astray  9. transient wind -version 2007-  10. dream myself!  11. true eternity -album version-  12. brave new world  [bonus disc] (初回盤のみ付属) 1. hurting heart -nao piano arrange-  2. feeling trust
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
4枚目となる今作は、メジャーの音楽レーベルからのリリースではないけれど、PCゲーム等のソフトウェア流通と同じ扱いでのリリース。なので、発売当時のヨドバシカメラでは音楽CDコーナーには無いけれど、PCゲーム売り場でゲームと一緒に置いてあった。インディーズなんだかメジャーなんだかよくわからないですが、前作までより大きな流れに乗っているのは確か。
 
で、流通経路が変わったからかどうかは定かではないですが、音質の弱点がここで大きく改善。ボーカル録音のコンディションも良くなり、耳に痛い感じがなくなりました。「only my railgun」以降の研ぎ澄まされたクリアさと比べるとさすがに差はありますが、これくらいなら後追いで聞いてもそんなにギャップは無いのではないかと。

楽曲的にもアッパー系のfripSide節が炸裂した曲が多く、大充実。「hurting heart」「libration crisis」「never no astray」「heat your wave」などなど、シングルで切れるレベルの曲のオンパレード。曲調全部同じじゃんと言われたら言い返せない感じではありますが、このクオリティなら文句ないでしょー。バラードも必殺泣きメロの「misery」、神聖で壮大な「brave new world」とツボを押さえてます。
「true eternity」「dream myself!」の可愛らしいテイストはメジャーデビュー後に激減するので貴重。
 
「only my railgun」以降のfripSideしか知らない人で、naoさんボーカル期が気になったら今作から聞くのがおすすめ。



fripSide NAO Project!「Rabbit Syndrome」  2008.01.25   お気に入り度:★4
1. あっせんぶる☆LOVEさんぶる  2. せな★せな@Surprise!!  3. Rabbit Syndrome  4. こんいろ∞トキメキ!! ~着せたら脱がさない~  5. かがやけ!dreamin'ガール  6. こいびと☆アクセント!!  7. Wireless Cosmic  8. リバーシブルロマンス  9. HAPPYジェネレーション  10. せな★せな@Surprise!! -生物RMX-  11. あっせんぶる☆LOVEさんぶる -R.S.PV RMX-
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
fripSide NAO project!名義でリリースされたアルバム。PCゲーム界隈で活躍していたこの頃、いわゆる電波曲をオーダーされることもあったようで、その需要に応えるため…というのと、naoさん的にはかわいい曲を歌いたいという欲求があったようで、その双方を満たすためのユニットが「fripSide NAO project!」ということ、だったはず。その曲を一つにまとめたアルバムがこれ。
たしかに妙なテンションだったり、掛け声が入っていたり、そもそもタイトルが変だったりとfripSideではありえない曲ばかりなのですが、それでも界隈で話題になるような電波曲とくらべると、電波度は薄めな気もするかなぁ。
「Wireless Cosmic」あたりのテクノポップは別にfripSideでやってもいいのでは?というテイストだし。
制作陣がほとんどfripSideと同じなので、どうしてもfripSideのカラーが滲んでしまうのを微笑ましく聞く感じ、かな。
あくまで番外編ですね。
 

「split tears」  2008.09.17   お気に入り度:★7
1. before dawn daybreak  2. split tears  3. praying over (album version)  4. magicaride  5. fictional moon (album version)  6. snow blind (album version)  7. snow blind -after-  8. spiral of despair  9. escape -version2008-  10. tomorrow  11. eternal twinkle
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
今作はソフトウェア流通版と、ポニーキャニオンからのメジャー流通版の2種類(内容は共通)。ポニキャンから出てるので、第1期の中でもこの作品だけはレンタル可能。
 
今作はとりわけバラードの出来が出色。寒い時期になるとデジタルポップスのバラードが聞きたくなるのよね、という人には「split tears」「snow blind (album version)」「snow blind-after-」を是非ともおすすめしたい。全部悲しい曲なので余計寒くなるけど。この3曲でこのアルバムを牽引している感じ。
アップテンポでは「magicaride」が神曲。珍しくバンド色が強いサウンドの曲ですがシンセの音はfripSideらしい。2番サビ終わり、naoさんの天空に溶けていきそうなハイトーンボイスがステキ。ちなみにナンジョルノボーカルになってから「way to answer」として生まれ変わります(?)。
 
個人的には、お得意だと思っていたアップテンポがイマイチなのがちょいちょいあるのと、音質が前回よりちょっとイマイチな気がするのが難点(ちょっと音圧上げすぎで、バックの音が騒々しい感じ)。
あと、「snow blind」のアルバムバージョンはこれはこれでナイスなウィンターバラードにリアレンジされているんですが、オリジナル版はdream「My Will」っぽい雰囲気になっていて甲乙つけがたいので、どっちも入れてくれたほうがよかったかも…。(コンプリートボックスには収録されていますけども、なかなか手を出しづらい値段だしなぁ)
 
「Re:product mixes ver.0.1」  2008.12.28   お気に入り度:★5.5点
1. hurting heart ju-ri-mix  2. Red -reduction division- sat vs tkm RMX ver.2.1  3. magicaride kai Re:product RMX  4. vanity destroyer tkm Re:product RMX  5. spiral of despair tkm Re:product RMX  [bonus track] 6. an evening calm kai Re:product RMX  7. Red -reduction division- sat vs tkm RMX
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲
コミックマーケット限定販売だったリミックスアルバム。まぁ、あくまでリミックスなのですが、意外にも悪くない。fripSideをよく知っている方々がリミックスを手掛けているからか、よくあるメロディガン無視ぶち壊しリミックスが無いので、これはこれでなかなか。「an evening calm」が一番いいかな。軽快でおしゃれな感じに仕上がっています。
 
 
2008年は7月に5pb.Recordsから志倉千代丸さん作曲の「flower of bravery」でメジャーデビューして、さあ2009年は飛躍の年だ!
…と思っていたところで、2009年3月にボーカルnaoさんがfripSideからの卒業を発表、という展開になり。

「nao complete anthology 2002-2009 -my graduation-」  2009.07.17   お気に入り度:★9.5
[Disc1:first odyssey of fripSide]
1.introduction  2.distant moon  3.come to mind  4.Love to Sing  5.Colorless fate  6.Your Ocean -azure reproduct mix-  7.be sure... -album mix-  8.bright days  9.in the future -side02-  10.end game
[Disc2:2nd fragment of fripSide]
1.second fragment  2.sky  3.transitory orbit  4.message  5.save me again  6.belief  7.stellar  8.Detour -fripSide edition-  9.crying moon  10.storm of sorrow
[Disc3:3rd refrection of fripSide]
1. an evening calm  2. reminiscense blue  3. nostalgia  4. transient wind  5. vanity destroyer -fripSide edition-  6. velocity -fripSide+vin-PRAD-  7. splash emotion  8. colors of summer dream  9. planet illusion  10. sky -sLab reproduct mix-  11. bright days -version2005-  12. distant moon -version2005-
[Disc4:binarydigit]
1. binary digit(inst.)  2. hurting heart  3. misery  4. prominence -version 2007-  5. refine progress  6. heat your wave  7. libration crisis  8. never no astray  9. transient wind -version 2007-  10. dream myself!  11. true eternity -album version-  12. brave new world
[Disc5:Rabbit Syndrome/fripSide NAO project!]
1.あっせんぶる☆LOVEさんぶる  2.せな★せな@Surprise!!  3.Rabbit Syndrome  4.こんいろ∞トキメキ!! ~着せたら脱がさない~  5.かがやけ!dreamin'ガール  6.こいびと☆アクセント!!  7.Wireless Cosmic  8.リバーシブルロマンス  9.HAPPYジェネレーション  10.せな★せな@Surprise!! -生物RMX-  11.あっせんぶる☆LOVEさんぶる -R.S.PV RMX-
[Disc6:split tears]
1. before dawn daybreak  2. split tears  3. praying over (album version)  4. magicaride  5. fictional moon (album version)  6. snow blind (album version)  7. snow blind -after-  8. spiral of despair  9. escape -version2008-  10. tomorrow  11. eternal twinkle
[Disc7:fripSide Re:product mixies ver0.2]
1.hurting heart/ju-ri-mix  2.Red -reduction division-/sat vs tkm RMX ver.2.1  3.magicaride/kai Re:product RMX  4.vanity destroyer/tkm Re:product RMX  5.spiral of despair/tkm Re:product RMX  6.an evening calm/kai Re:product RMX  7.Red -reduction division-/sat vs tkm RMX  8.before dawn daybreak -phantoms RMX-
[Disc8:very best&Unpublished side1]
1.Red -reduction division-  2.the chaostic world  3.true eternity  4.crescendo  5.fictional moon  6.absolute one  7.melody -reset+fripSide-  8.come to mind -short version-  9.Love to sing -R&T factory Remix-  10.crying moon -acoustic version-  11.in the future  12.be sure  13.Your Ocean
[Disc9:Unpublished side2]
1.holy night magic  2.a little christmas time  3.promise  4.cheer up forever  5.ないしょ思春期/fripSide NAO project!  6.せな★せな@ultimate!!/fripSide NAO project!  7.every day⇔every way!/fripSide NAO project!  8.こいびと☆アクセント!!-remix edition-/fripSide NAO project!  9.Red Data Girl/fripSide NAO project!
[Disc10:Unpublished side3]
1.grand blue  2.grace of summer  3.feeling trust  4.prominence  5.snow blind  6.colorless fate -erica 2007-(DEMO)  7.piece of azure  8.my graduation  9.hurting heart -nao piano arrange-
青文字は特にお気に入りの楽曲、青太文字はそれ以上に超お気に入りの楽曲

ということで、naoさん卒業を機に出た、naoさんボーカルのfripSide曲を"ほぼ"全曲集めた、CD10枚組のコンプリートボックス。リミックスアルバムもNAO project!名義の曲も入ってます。
"ほぼ"なのは、1stアルバムの「Love to Sing -HEAVENS WiRE RMX-」、2ndアルバムの「tearful voice」「belief -TRI-HEDGE RMX-」が抜けているから。
リミックスはまぁいいとして、「tearful voice」は濃いファンなら抑えておきたい楽曲(つまり、濃いファンじゃなければ無理して追わなくていい)なので、惜しい。作曲がTomohiro Hoshino(TRI-HEDGE)という方(編曲はsatさん)なので、権利関係で入らなかったのかなぁ。
 
逆に言うと、それ以外は全曲入っていて全105曲。Disc8〜10にはfripSide名義のアイテムではここでしか聞けない曲が数多く収録されていて、「grand blue」「grace of summer」「piece of azure」「promise」などなど、ファン必聴の曲も多いです。特に「grand blue」は、鈴木亜美「Alright!」が元ネタと思われる爽快サマーソングでイチオシ。あとは、「snow blind」のオリジナルバージョンがポイントかな。

既存曲も全体的に音が少し良くなっているのがありがたい。初期の曲も多少聞きやすくなりました。録音の時点であまり良くないものもあるみたいで、あくまで改善しただけではあるけれど、でもその少しの差が大事で。通して聞いて耳に痛い感じが減っています。

難点はお値段だけですね。10枚組なんで仕方ないですけど。

ちなみに、Wikipediaや公式サイトでは2009.12.29発売となっていますが、これは再発売版の日付。オリジナルは2009.07.17に限定生産で発売されたのですが、後に仕様が若干変わって(箱型から半透明ケース仕様になったらしい)再発売されたという経緯があります。


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