作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

アンデパンダン展 第2夜 2/2

2017-02-03 13:29:51 | 音楽
日本現代音楽協会主催の、アンデパンダン展 第2夜に私も参加しました。

タイトルは、「Affectus Ⅱ」フルートとピアノの為の作品です。

出番が、なんと、一番目。末恐ろしかったです(笑)
ゲネプロが、13時半。出番は、18時半。

フルートは、付き合いが長い、大野和子さん。美しい音色のフルートを吹かれます。ピアノは作曲者本人で、私です。

私たちは、衣装にも凝りました。いつも現代音楽の発表は、白黒の衣装で、出演されるのが、なんか嫌で、私は赤、大野さんは紫の衣装で臨みました。

「5分前です、きてください」と係の人の声が聞こえ、舞台に行きました。少しドキドキしました。

演奏は、大きなミスもなく、終わりました。

後で、皆によかったと言われました。「美しい」「綺麗」が、最高の誉め言葉でした。それを狙っていたから。

着替え終わってから、客席で、他の作品を聴きました。まぁ、色々思うことはありましたが、びっくりしたのは、増本伎共子さんの、弾き歌いによる筝曲、「西脇順三郎からの”四つの詩”でした。無調のお琴伴奏で、奏者が歌っているって…。これは、演奏者に拍手です。私は怖くて、やっぱり歌は歌、お琴はお琴って、分けます。それをやってのけちゃう深海さとみさん、って超人です!!!

最後、3本のクラリネットの作品で、幕を閉じました。

後で、大野さんに言われました。「平良さんの作品は、さらいがいがある、って」すごく嬉しかったです。

私は、自己満足に終わらず、奏者、聴衆が満足いく曲を書くことがずっと願いであります。

これからも、良い作品を書いていきたいです。アンデパンダン展は、いい勉強になりました。

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