思い返してみれば
私は何度も入院を経験している
一番初めは
小学校五年生の冬
絶対安静数週間を言い渡され
ベッドの上だけで暮していた。
今より もっと ずっと人見知りだった私は
一人で居ることがさほど苦痛でもなく
本を読んだり、
ラジオを聴いたりして1日をすごしていた。
・・・・・
ある日 担当看護婦・Uさんが
(当時は 看護婦さんと言っていた)
「ようこちゃん 日記を書いてみたら!」
と提案してくれた。
私は 夏休みの絵日記も
作文の時間も大の苦手で
「そんなん無理」とその提案を突っぱねた
けれど・・・
Uさんは「何でもいいし 書いてみて」
と ノートと鉛筆を病室に置いていかれた。
・・・・・
で、書いたのが「病院脱走計画」
Uさんに見せると 大ウケ!
それが小児科の先生や
同じ病院の医師だった父が知るところとなり
順番に病室へ来て 読ませて欲しいと言われた。
大したことは書いてなかったと思うのだけれど
皆んな 大笑いしていたから
面白かったのだろう。
・・・・・
それが 今 blog で
闘病日記を書いている原点なのかもしれない。