この何年か
ブログに私の母の事を書いてきました。
母は長年高齢者マンションに暮らしていました。
私は月に何度か
母を訪ね
世間話をしたり
一緒に歌を歌ったり
たまには喧嘩をしたり
そんな事をブログに書いていたのですが
友人達から
「あなたとお母さんのやりとりが面白い」
と言ってもらっていました。
今年8月
ご縁があって別のマンションに入居。
順調に暮らして居たのですが
9月に入り、誤嚥性肺炎で入院
10月半ばには少し病状が安定したので退院。
その時に
担当ドクターから
高齢である事
そんなに良い状態では無いと言う事
余命は月単位ではなく、週単位であると言う事
などを告げられました。
ドクターとは何度も話し合い
話す事で 私の気持ちを整理して行くことができました。
これはとても貴重で
有難い時間でした。
退院から2週間余り
あまり状態が良くなく
マンションの担当ドクターから
話をしたいと呼び出しがありました。
「明日の朝まで持たないかもしれない」
との事でした。
11月2日でした。
すぐ夫と娘、友人に連絡。
看護師でもある友人のNちゃんが
駆けつけてくれました。
小康状態の母に
17時まで付き添い、帰宅。
夕ご飯途中でマンションから連絡。
18時過ぎに呼吸停止。
直ぐに夫とマンションへ。
娘も連休で帰ってくる途中だったので
駅から直接マンションへ。
ドクターの診察があり
11月2日、20時5分「臨終」となりました。
とても穏やかで、美しく、安らかな表情でした。
・・・・・・・・・・
3日は朝イチから葬儀についての打ち合わせ。
夫も娘もマンションの方も
私の気の済む様に
好きな様したら良いと言ってくれたので
「お花いっぱい、無宗教、母が自分で作った音楽CDを流す」
と決め
お花は母の好きなダリアを中心に
なるべく華やかに!
とお願いしました。
お花屋さんが苦労して
ダリアの花をたくさん集めてくださり
本当にたくさんのお花に囲まれた見事な祭壇になりました。
ピアニストでもあるNちゃんは
母の為にお花とピアノの楽譜を持ってきてくれました。
胸がいっぱいになりました。
4日
朝イチの出棺。
お棺に入り切れないほどのお花と共に
荼毘に付しました。
94歳
いつも「私は幸せ。有難い。」と言っていた母。
天寿を全うし
大好きだった父の元への
旅立ちでした。
・・・・・・・・・・
あっと言う間の3日間でした。
中の11月3日は私の結婚記念日。
遠慮無く記念日を祝わせて頂きました。
生前 母がお世話になったたくさんの方々には
本当に感謝です。
ありがとうございました。
母との事は
これからも思い出として
書いていこうと思っています。