こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

ゲゲゲの夫婦

2010年08月24日 | 親の介護録
父と昼食を食べている時、母の話がよく出る

「おれが戦争から帰ってくると、秋子(母)の叔母が腕をつかんで離さん
すぐ見合いをして結婚まであっという間のことやった」
「秋子は戦争中は1人で子供抱えて大変やったけど、その後は日本中旅行に連れて行ってやった」
「秋子はおれに逆らったことは一度もない」等々いつも同じ内容だ

母の最期も「おとうさん、おとうさん」だった
ふっと、ゲゲゲの夫婦を思った

そんな話で盛り上がると、私は遺影を見てしまう
微笑んだ写真は、うなずいているように思える
父に目をやると、ぼんやり遠くを見ていた

こぼれ防止機能付き尿器

2010年08月20日 | 親の介護録
父は
自力でベッドから立ってベッドサイドに置いてある尿器を使って排尿する。
ベッドの横のテーブルに手をついて立ち、フラフラしながら片手で尿器を取る。
尿が出切るまで立っているのも辛いよう。

先日、
ふらついてベッドに尻もちをつき
尿器の尿をこぼしてしまい落ち込んでいた

今日、尿のこぼれ防止機能付き尿器を購入した
逆さにしてもこぼれない

父に見せて説明したが
「そうか」と、特に喜んでくれることもなかった

そりゃそうだね。
そんなもの見せられてもニコニコ嬉しいはずがない

在宅医療

2010年08月18日 | 親の介護録
最近、父の食欲が減ってきたと思う
老齢からの腰の痛みを時々訴えるようになった

排尿で、ベッドから立ち上がるのに数分を要するようになり
途中で間に合わず
下着や布団を濡らすことが多くなった

その上、ますます頻尿になり数分後に
「また、おしっこしたくなった」と嘆くこともある

1回の排尿の量は少なく血尿であったり、浮遊物があったりする

おむつは本人が
「そうしてくれ」と言うまで使わないつもりでいる


在宅介護をしている。
1週間に1度、在宅診療をしてもらい
不要な延命しないで
長年暮らした自宅で人生の最後を迎えさせてあげたいと思っている

往診の時、
父が尿意を訴え医者は、排尿を見守っていた
私が尿器を処理しにベッドを離れて戻った時
医者が父のパンツを上げるのを手伝っていた

「こんなことまでしてくれるんだ」と感謝した
母の時からお世話になっているが優しい医者である

末期膀胱癌の父は、
「治療を受けても元の元気な体に戻るのは難しい」と言われ
最近、膀胱癌より老齢の症状が悪化しているように思われ
父が入院を嫌がった時点で治療をやめ在宅介護に専念することにしたことは
良かったと思っている

介護認定

2010年08月12日 | 親の介護録
今日は、介護認定更新の聞き取り調査がありました

最後に「1カ月ほど時間がかかります」と言われた
(1か月、そんなにかかるの?)と思ったのですが
そう言えば、母の時も
認定調査の後、死亡し、2か月近く後に連絡があったなと思い出しました

高齢者や癌末期の人は日ごと体調の変化があり
認定の降りる頃にはもっと悪くなっていて
再度、認定更新の手続きをしなければならないことになる

認定審査は遅すぎる

介護認定を受けても
サービスを利用していない頃があったのですが
必要になったら、すぐ利用したいと思い更新を続けました
その頃の方が、認定が早かった気がします
また、そういう人の認定は遅くなってもいいと思うのに  

血液検査の結果

2010年08月10日 | 親の介護録
検査結果

血清総蛋白 6.4(6.5~8.2)蛋白不足
HDLコレステロール 36(40~75)善玉コレステロール
尿素窒素 32(8~20)腎臓機能低下
血糖 175(70~109)糖尿病 治療中の夫より悪い
赤血球 404(420~570)貧血気味
BNP 184(18.4以下)心不全の傾向 200以上治療要


足の親指にけいれんが起きる

1時間毎の排尿の為ベッドから起き上がるのに苦労している
一晩で数枚のパンツをはき替えている

ヘルパーさんを嫌がる父

2010年08月09日 | 親の介護録
母のいた頃も、ヘルパーさんが来られることや、デイサービスに行くことを嫌がった

今は、夕食の頃、ヘルパーさんに来ていただいている。

先日から追加で朝、週2回
ベッドメーキングや洗濯でヘルパーさんをお願いしたが
今朝、断った

ヘルパーさんが来られると「体がえらい」と言ってベッドから起きないようだ

私だと
「シーツ替えようか」と言うと、すぐ起きて椅子に座ってくれる
私の仕事を減らしたいからヘルパーさんを頼んだけれど仕方がない。
自分でやるか

洗濯が1日1回だと
昨日、介護用のパンツをたくさん購入しておいて良かったと思う

夕食準備のヘルパーさんは続けて来ていただく
ヘルパーさんには感謝している

血尿あり。
高校野球を楽しみに見ている

サルマタ購入

2010年08月08日 | 親の介護録
通販で介護用のパンツ(サルマタ)を購入した

父はサルマタしか履かない
通常、売ってないので通販で探して買っている

現在7枚、使っているが
膀胱癌で排尿のがまんができなくなる時間がどんどん短くなり
濡らしてしまうことが多くなった

朝、5~6枚のパンツを洗濯をするが
乾かないうちに替えが必要になる時もあり
安心して替えをしてもらえるように6枚頼んだ

注文する時、サイズに迷った。
実際は、M寸でも良い体型だが、ひとりで上げ下げするのに大き目が良いようだ
ズボンはLL寸を買って、裾を短くしている

先ほど届いた

L寸を頼んだが、LL寸かなとも思ったり、
大きすぎても下着の意味がなくなるし…

明日、実家へ届けるが、確認してこようと思っている

紙おむつを使わないで済むようにと思っているので
まだ、必要かもね

鎮痛剤

2010年08月07日 | 親の介護録
今朝、ケアマネさんから連絡が入った
父が、昨日の私が帰った後、
トイレの前であおむけに倒れて
腰の痛みで自力で起き上がれなかったと連絡があり
気になりながら実家に向かった

寝室に入るとベッドサイドに腰かけて新聞を読んでいる
いつもより気分が良いようだ

今朝から鎮痛剤を再開したのだが
痛いと訴えなくても少しの量を飲んでいた方が良いような気がする

一日中、わずかな色だが血尿が出ている

吐き気

2010年08月06日 | 親の介護録
朝、実家へ行く車の中で吐き気を覚えることがある

登校拒否とか出社拒否とかという言葉を連想する
実家で父の介護をするのは自分の意志でやっていることなのに
父と一緒に昼ご飯を食べるのも自分の意志なのに

父が
「ヘルパーさん断わってくれ」と言う
ヘルパーさんにはとても良くしてもらって不満はないはずである

その目は
私にずーっといて欲しいと訴えているように思えた

それはできないと説明すると
「そうか」と納得してくれるが、とても親不孝をしている気になる

帰りの時間が近付くと
熱中症予防のために、欲しがらなくても水を飲んでもらう


四時頃、実家を出て
孫の保育園にお迎えに行くと
園児が園庭で蝉取りや水遊びをしている

炎天下の青い空の下
汗びっしょりになり走り回っている子供たちを
しばらく眺めていた

ありがとう

2010年08月03日 | 親の介護録
尿器の尿を捨てると底に血液が少し混じっている
弟のメモから朝も血尿だったようだ
その上
モヤモヤしたものが浮かび、濁っている

今朝から鎮痛剤はまったく飲んでいないが痛みはないようで
飲まないで様子をみる
良かった。

排便は3日出てないので少し心配

往診の時、医者にこれらの説明をした
今日も血液検査をしていかれた


父に
「じゃ、帰るね」と言うと
「ありがとう」と言うようになった

前は
「うん」だけだったのに、いつからか
「ありがとう」っていうようになった

父からそんな言葉を聞こうとは
少し くすぐったい気になったが
その後、涙が出そうになった

父の誕生日

2010年08月02日 | 親の介護録
昨日、父は92歳になった。

日曜日は弟夫婦に看てもらっているので
私は、今日お祝いをした
「昨日、92歳になったね。頑張ってきたね」と言ったら
「誕生日なんか、もっと、ゆっくり来やいいのに」と言う

いつもより少しお祝いっぽい料理を並べた

あれほど肉類が好きだったのに、野菜やフルーツの方が良いようだ

先日、量を減らした痛み止めは明日から無しにしてみる。
痛みのない生活は落ち着いて穏やかに過ごしてくれるから嬉しい

癌が見つかるまでは
「100歳まで生きて市長さんからお祝い貰ってね」って話していたが
今は(生きて)と言う言葉を父に向って話せない

ただ
今の時間を少しでも楽しいと思ってくれればいいし
今食べているのを少しでもおいしいと思ってくれればいい

また、少し血尿気味だ

痛み止め 減らします

2010年07月27日 | 親の介護録
父は、一週間ほど前
腰痛で歩くどころか、ベッドに座ることもできなくなって
鎮痛剤を飲んでもらいました。

朝晩一錠づつ飲んでいたのですが、痛みは全くないようで
自分でベッドから降りたり、少し移動できるようになりました。

顔の表情も食欲も良くなり、テレビの高校野球の観戦をしています

痛み止めの効果ってすごいなと思います

この先、
癌の痛みに対しても薬で押さえて穏やかな最期が迎えられたらいいな

明日から鎮痛剤は一日一錠に減らしてみます

これも認知症?

2010年07月23日 | 親の介護録
父との会話は政治や野球、相撲の話になる

「良くテレビや新聞を見て理解してるんやな~」と感心していた

ベッドから起きてトイレに行くのに大変苦労をしている
やっとの思いでトイレに行き、ベッドサイドに座っているのでお茶をすすめた。
それを飲みながら
「おれ、今 トイレに行ったかな」と呟いた

数分前の自分の行動を忘れてるのかと一瞬、ドキッとしたが
冗談かもと笑って父の顔をのぞくと
真剣にそれでいて不安そうな目をして私を見た

動揺を悟られないように笑顔をつくって答えた
「うん、行ったよ」

血液検査の結果 7月

2010年07月21日 | 親の介護録
昨晩から飲んだ痛み止めがよく効いて今日はベッドから起き上がれるようになった 



一週間ほど前の血液検査の結果が出た

血尿で貧血かと思ったが多少赤血球が少ない(407)がそれほど心配ない

尿素窒素とクレアチニンが高いがこれは腎臓機能の低下を意味している(30 1.36)

何より驚いたのは心不全の診断材料となる
NT-pro BNPの数値が
125以下が基準値なのに948もある
調べてみると
心機能のチェックを行い適切な治療が必要とあった

そう言えば前に医者が
「心不全も心配」と言っていたけれど
今まで心臓が悪いと言われたことがないので気にとめていなかった

血尿と腰痛

2010年07月20日 | 親の介護録
父の寝室に入って
尿瓶の血尿が赤いことにガックリした
ここ数日、目に見えるほどの血尿ではなかったので
落ち着いてきたのかと少し安心していたのに
血液の塊もあり、下着にも血の汚れが付いている


昼食後、台所の片づけをして寝室に戻ると
「おしっこするのに起き上がれない」と泣きそうな声を出す
さっきまで自分で起き上がって排尿していたのに腰が痛むようだ

いろいろ試しても起き上がれない
仕方がないので、寝た状態でも排尿ができる尿瓶を持ってきて
とりあえず用をたした

「医者に痛み止めをだしてもらうから、それまでは、紙おむつしてくれない」
と言うと
「さっきまで、起きれたんや。おかしい。」と何度も起きようと試みる

一時的にしろ紙おむつはイヤらしい
(そりゃ、そうやね)


医者に痛み止めを頼んだが効くか心配