こまちゃん

爺婆ふたり生活の日記

薬が効きすぎた

2010年07月16日 | 親の介護録
昨日、2日間 便通がなかった父に
便を軟らかくする薬を毎食後に増やして飲んでもらった

今朝、元気がない

トイレの排便カレンダーに○がしてあったので
「良かったね」と言ったら
「昨晩はトイレまで間に合わず弟が掃除をした」と話した

その後も尿器で排尿の時に
自分の意志とは関係なく便まで出てしまった
「なんで、こうなってしまったんやろう」と落ち込んでいる

「薬の加減やから。
出なかったら困るから。柔らかくなりすぎて失敗する方がいいよ
今日から薬を少し減らすね」

昼食は少ししか食べなかった

排尿と排便

2010年07月15日 | 親の介護録
父の寝室に入るとベッドの横でテーブルに手をついてじっと立っている

「どうしたの? おしっこ?」と聞くと
「尿を出したくても、なかなか出ない。
かと言って、トイレまで歩いて行こうとすると漏らしてしまう」と
こちらを見ないで少し苦笑した

今朝も来ると
大きな洗濯機の中にパンツが2枚、カラカラ回っている

「私がやるから」と言っているのだが
こういう事はよくある

不自由な体でフラフラしながらやっているのかと思うと
不憫に思うのだが、父の気持を考えると黙って干しておこう

父自身、
思うように歩けなくなり、排尿や排便がうまくできなくなるのは
プライドも傷つき、辛く苛立つのだと思う

今日の尿の色は赤みが少ない。
血尿の多い日と少ない日があるだ

便を軟らかくする薬を飲んでいるのだが
2日、排便がない。
薬の回数を増やしてみよう

貧血か?

2010年07月13日 | 親の介護録
お昼ご飯を用意して
父のベッドの横のテーブルに置いた

「ご飯食べようか」と言うと
おしっこと言って
ベッドの下に置いてある尿器を使って立って排尿した
その後
「よいしょ」と
テーブルの椅子に腰かけたので
水を入れた桶を持ってきて手を洗ってもらった

「さぁ 食べようか」と言っても
なかなか箸に手をつけない
「このおかず嫌い?」と聞くと
「今、動いたから心臓かバクバクや」と

「これだけの動きでえらいのか」とびっくりした

往診の医者にこの話をしたら
「貧血かも知れないので血液検査をしておきましょう」と
血管が出にくいので
仕方なく痛い手の先から血を取った

「血尿がひどくなったら言ってください」と言われたが
どの状態がひどいのか迷ってしまう
今でも、結構赤いのだがな~

この血液検査の結果で判断してもらおうと思う

血尿

2010年07月09日 | 親の介護録
実家の父の寝室に入って尿瓶が目についた
ベッドの横にそれが置いてある風景は見慣れたもので
行くと、まずその処理から始まる

今日、ドキッとしたのは、尿が赤いからです
昨日は、少し赤いかなと心配していたのですが
それよりはっきり血尿と分かる

昼食のトンカツは一人前、付け合わせも含めて食べるし
デザートのぶどうも
「ちょっと多いわ」と言いつつひと房食べた

癌の治療はやらないことにしたが
癌が今どんな状態なのか、
今後どんな症状が出て、それに対してどうしたら良いのか
本を見たり、インターネットで調べたりしているが
治療に関する情報はあるが、看取りの情報は少ない

母は長く癌で患っていたが
父は健康だったから
老衰で眠るように亡くなるまで穏やかな時間を過ごせると思っていた

まさか、治療のできないほどの癌になっていたなんて

ベッドに母の写真が散乱しており、一枚一枚愛おしそうに見ている
母が呼んでいるのかな

メモ書きノート

2010年07月08日 | 親の介護録
火曜日の往診の時
「数日、便が出ないのですが」
「便を軟らかくする薬を出しましょう。適宜飲んでください」

下痢をするのが心配で1日1錠から始めた

「便、出た?」
「うっ?  あぁ 出た出た」
「いつ?」
ベッドサイドのノートを繰っている

「今日は何日や」
「8日」
「今日や 今日出たんや」
ノートを覗くと
(7/8 9:00)と書いてある

私が来たのは10時くらいなので
便が出たことは安心したが
1時間前の事を忘れていることに不安を覚える

このノートには色んな断片的な言葉がメモしてある
自分でも忘れてしまうことを自覚しているようだ
昔は几帳面な字で日記をつけていたが
読みづらい字が並んでいる

電動介護ベッド

2010年07月05日 | 親の介護録
電動介護ベッドをレンタルしました。

父は今まで使っていたもので良いと言うのですが
最近は起き上がるのに苦労している

新しいベッドに寝て
電動で背や膝の上下をして確認していたが
気にいったのかどうか分からない

もっと介護が必要になった時は
父にも私たちにも必要なものになってくると思う

これから

2010年06月29日 | 親の介護録
このまま治療をしないとどうなるか
医者から聞いたことや調べたことを書いておく


余命について

現在の癌がいつできて、いつから大きくなったか分からないので
今後の癌の進行について予測はできない

数か月毎にMRIで検査していけば予測ができるが検査の予約を入れましょうか
と言われたが、余命の予測のために病院へ連れてくるのも嫌だったから断った

年齢的に死亡に至るのは膀胱癌か他の病気か分からない
他の病気と言うのは前に入院した脳こうそくを指しているのだと思うが
その通りだと思う

「手術に向けて、脳こうそく予防のための血液サラサラにする薬を止めていたが
飲んでください」と言われたが
飲んで、膀胱内から出血しやすく治りにくくなるのも心配。

今日、往診に来ていただいた医者に尋ねてみようと思う



癌が進行するとどうなるか

癌が膀胱内だけで大きくなる場合と全身に転移する場合がある

膀胱内だけだと血尿が強くなり貧血になることもあり輸血することもある
頻尿がますます進むこともある
癌の痛みは少ない

全身に転移すると
転移しやすい場所は肺、リンパ節、肝臓、骨など
癌の痛みはあるので症状を和らげる緩和治療が必要

色々、考えたが
父と楽しい会話をして明るく過ごすのが一番だと感じている

手術はやめました

2010年06月28日 | 親の介護録
父は午後から入院して明日の膀胱癌の手術に備えた。
夕方、弟と私は担当医からその手術の説明を聞いた

「尿検査から癌は悪性であると出ました」
「明日は抗がん剤とかBCGとかで治療していただけるのですか?」
「その治療では効果のない状態です。どれほど悪性か検査するだけです」

癌の大きさや形状から
膀胱摘出や抗がん剤の全身投与や放射線治療しか方法がないという
これらは苦痛や危険があるという

何もしなくても、寿命までこの癌が悪さをしない可能性もある

治療をして苦痛を与えた上に
体力の低下から自力で立って排尿できなくなったり
認知症が出てきても辛い

色々考えて手術はしないことに決めて退院することにした

「今から帰ります」と先生に気持ちを伝えて
父の待つ病室に戻ると
「おしっこで濡らしちゃった」とオロオロしています。

病院のベッドは高いので、排尿のために降りるのに時間がかかり
床を濡らしてしまったようです。
私がそばにいる時も、
ベッドから降りるのに、転ぶのではないかと心配で
完全看護とはいっても
危なくて目を離せないなと感じていたところでした。

「危ないから今日はおむつのパンツにしておこうか」
「自分でできるから良い」
と言っていたのに
自分で汚れた床を拭き、おむつのパンツを履いた父が
可哀想で
「帰ろう。もう、手術しなくても良くなったよ。薬で治せるんだって」
と言うと
何の疑いもせず、嬉しそうにした

訪問診療の先生に手紙を書いてもらったので
電話をして明日から来てもらうことにした

手術前検査

2010年06月23日 | 親の介護録
来週の月曜日に入院して
火曜日に内視鏡による検査を兼ねた手術をすることになった

手術前検査は、採血、心電図、胸部レントゲン、膀胱の超音波検査
ひとつ検査をするたびにトイレに行く
なかなか出ないがすぐ、行きたがる

膀胱の超音波検査は膀胱内に尿を溜めてからしかできないはずだが
トイレに行ってすぐでも検査ができた。
膀胱の尿は出し切れていないということか

脳こうそくで入院してから飲んでいる血液サラサラにする薬は服用禁止

本人に詳しい説明はしないで欲しいと伝えた

医者がカルテに
数センチの腫瘍と書いていた

告知しない

2010年06月22日 | 親の介護録
父に
「今日は病院で膀胱の検査する」と言ったら
「この間もやったな」と言った

今日は、もう少し詳しく調べるのだと説明すると
「そうか」と言いつつ伏せた目をティッシュでぬぐった

ドキッとした

母の死を目の当たりにしてから
父は自分のその時を強く意識しているように見える

生前の母と
「俺たちは十分長く生きた。何時死んでもいい」
と、笑って話していたのに
まだ分からない自分の病気について不安が高まっているようだ

強いと思っていた父には、
ある程度の病気のことを話して治療方針を一緒に考えよう
と思っていたが、それは、できないと思った

父のにじんだ涙の意味は
私が、その時にならないと分からないだろう




膀胱のMRIの後、レントゲンを撮るのだが
5分おきにトイレに行きたがり、
1分ほどのレントゲンがなかなか難しかった

明日は結果を聞きに行く

ポータブルトイレ

2010年06月18日 | 親の介護録
父のベッドの横にポータブルトイレを置いた

母が使うと思って購入したもので
高さが低くしてあったので父に合う高さになおした

やはり、使いにくいようです

どうしたら、簡単に安全に排尿できるか
良い方法はないかと考えている

血尿はずいぶん薄くなったので安心 

膀胱癌かも

2010年06月16日 | 親の介護録
父の血尿が心配で主治医の紹介をもらって市民病院へ行った。

「膀胱内に、こぶがたくさんできています。良いものではないようです。」

私の夫は一年前に膀胱癌を取って現在は三カ月毎の検査を続けていますが
再発も症状もなく簡単な手術の割にはうまくいっている。

「膀胱癌は再発しやすいけど、治療も簡単と聞いていますが…」と尋ねると
「膀胱癌もいろいろです。出来た部位や深さにより違います。
多いし内視鏡で取りきれるか次回CTとレントゲンを撮って
それから、相談しましょう。
開腹手術は年齢的に考えて難しいし…」と。

血尿が出た時点で、なんとなく膀胱癌を疑っていたが
夫の治療を見ていると
それほど、深刻に考えていなかったが、そうでないかもしれない。

父に昼食を食べさせて帰宅途中にスポーツジムへ寄った
最近、行きそびれていたが、今日は行きたい気分だった

何をやっても頭がぼーっとしている。
「しっかりしなきゃ」と筋トレをやった
「うっ」と力をこめると
目から汗が出そうになった

「まだ、治療のできない癌と決まったわけじゃないし、
もし、そうだとしても、しっかりしなきゃ
限られた父との生活を淡々といとおしんで大切にしなきゃ」

明日は夫も付いて来てくれる日だから
ベッドサイドではなく、客間で
ステーキのフルコースをつくって
三人でゆっくり食べようかな

がんばれ、私

我慢の世代

2010年06月14日 | 親の介護録
今朝、父の尿器にたまっていた尿をトイレに捨てたら浮遊物が混ざっている
赤黒い糸くずのようにも見え、血の小さな塊のようにも見える

「おしっこする時、痛くない?」
「我慢出来んほどじゃないよ」
「どこが痛くても我慢しなくていいんだよ。全部教えて」
と言ったら不審な顔をした

少しぐらい痛くても辛くても我慢する世代なんだと
改めて、注意深く様子を見ていなきゃと反省した

明日、往診の日だから先生に尋ねてみようと思う

プライド

2010年06月12日 | 親の介護録
父の排泄は、できるだけ自立していて欲しい。

大正生まれの父はパンツは猿股しか嫌だと言う。

今の時代、猿股は売ってない。
ネットで調べて介護用の猿股をまとめ買いして使っている

ズボンは握力が弱くなってしまって、
自力で上げるためにLLサイズをはいている。
腰回りが太いズボンで足が短いのは、これまた、なかなかない。
見つけた時は、やはりまとめ買いをしている

           

父は足のむくみがあるので利尿剤を飲んでいる
だから、何度もトイレに行く。

突然尿意が起こり、排尿が我慢できないようで
足の不自由な父はトイレまで行くことができない

ベッドのそばに尿瓶を置き、それを使っている。

長く立っているとふらつき
尿瓶を持ったままベッドに座りこんでしまうこともある

だから
我慢できなくて、下着を濡らしてしまうこともあれば
ふらついてベッドを汚すこともある

そのことを言いにくいようだ

自分で洗濯したり、タオルで拭きとったりした様子気づき
「私がやるから、そのままにしておけばいいよ。汚してしまうのは、薬のせいだから」
と何度も言うと、この頃、
「汚れたから替えてくれ」とか、「洗濯機のそばに置いといたで」と言うようになった

何より、転ぶことの方が心配なので
すぐ横にポータブルトイレを置いているが排尿には使いにくいようだ

私がベッドの部屋に入った時に、
排尿中だと一瞬、戸惑うが、父もビクッとしているので
この頃は
「まだ、おしっこ近い?」とか、さりげなく声をかけて
さりげなく部屋を出るようにしている

ヘルパーさんはどうしてるのか気になるが
慣れておられるのだろう

父のプライドを傷つけないように排尿や排便を見守りたいと思う