100年後の君へ

昔書いたブログですが、時折更新しています。

死を意識して思うこと 孤高の天才刀匠の残像

2023年12月28日 | 杉田善昭刀匠の想い出
 激しい腰の痛みに耐えかね、病院に行ってみると、厄介な病気である事が判りました。来月精密検査を行いますが、悪性なら余命数か月です。
 私は哲学の研究や禅を実習しているお陰か、死を未知の現実として受け入れる事ができます。死が楽しみで仕方ありません。
 問題は死ぬまでの時間をどう過ごすかです。
 私は毎日美味しいものを食べて過ごしたいです。高級料亭や高級レストランは勿論、これまで健康のために控えていたファーストフードやB級グルメも食べたいです。近所にある、帝国ホテルかどこかの高級ホテルのシェフだった人が自宅でやっている予約制の食堂にも行きたいです。これまで行きたいと思いながら行ったことがありませんでした。そして好きな時に酒を飲み、好きな時に寝たいです。
 日の下に新しいものはありません。映画のように、これまでした事がない事をするとか、思いを残した人物に会いたい、とは思いません。
 ただ現在SNSで交流がある刀匠の方にはお会いしたいと思っております。

 そして死を意識した私が今、ふと思い出すのは、人生で出会った最も卓越した人物であるあの人です。
 当ブログでは彼の思い出は過去の出来事として削除していました。
 しかし歴史に残る天才の一面として、残されていて良いと思い直しました。
 ただgooブログは3年以上新規投稿がないと削除されます。
 記事内容に興味を持たれた方は各自で保存して下さい。
 
 以下は平成一二年四月十二日付で故人から貰った手紙です。
 私信ですが、プライバシーに関する内容ではないし、故人の実直な人柄が、文字から、文面から、感じられますので掲載します。





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