【国有林の伐採】と【緑の砂漠】その３

　《火山灰土に残る足跡は！何億年前？》　　　　　　　　　　　　　　　《１万３千年前の縄文人の生活跡か？》

　

　《この固い火山灰土が恐竜以前に積もったのなら１億年以上前なのか？ 黒土の厚さは約１ｍです》

　


　ここは 大湯ストンサークル から ５ｋｍ 離れた「柴平地区」の台地です。　十和田湖 までは ２０ｋｍ の距離です。　十和田湖 は元々、大きな火山でした。

　いつの時代か…十和田湖の広さと同じ大きさの火山が、噴火で消滅したとのこと、正に巨大隕石が衝突でもしたような破壊力で、クレーター状になり湖が形成されたのでしょう！　（実際はマグマが一気に爆発噴出して、陥没を繰り返しクレーターになった。）

　そのカルデラ火山の 爆発噴火 で、周辺へ大量に火山灰を降り積もらせ、この台地までも飛んで来たのではないかと推測されます。
（ 延喜15年（915年）の 十和田大噴火 は… 火山灰が東北一帯を覆いつくし、火砕流 は周囲２０ｋｍを焼き尽くしたとのこと…  ）

　ここの 火山灰土 を歩いてみると、足跡も穴も、波のようにうねったようなボコボコ跡も、何故か化石のように固くて、まるで岩のような感触です。
　恐るべしカルデラ火山と、地球の恐ろしいほどの地殻変動ですね。


　日本列島の中身は火山と ４プレートせめぎ合いの岩盤です。 山々の形成物は岩です。 何億年もかけてできた薄い表土は、岩の崩れた砂利と腐葉土が堆積したものですから… 山に肌着を着せたように、山の形に表土をへばり着かせておかないと、林道開発で傷つけた急斜面の表土はずり落ちてしまうのです。

    

　だから…山全面に、笹 や 葛の根が張り付き、藤 や 山ブドウ や アケビなどの蔓植物が根張りを固め、ウツギ や 山ツツジ 等の低木が土を抑え、ワラビ や 山菜などの下草が落ち葉・腐葉土の崩れを防ぎ、その表土に楔を打ち込むように ブナ や ナラ や 山桜 が鎮座することで、自然の猛威に耐え山を守り、天然のダムとなり水源を保ち、その水脈は日本海と太平洋に注ぎ海を育み、日本民族に潤いを与えてくれているのです。


　 誰も何もしなくても四季のある限り、永遠に安全で壊れない天然のダム … ブナ原生林！


　   
　      
 　  

　
　植林も費用も一切無用、自力で生き延び、膨大な水（雨・雪）を山に貯える不思議な能力を持つ 天然のダム なんですが・・・世の中には、その 天然のダム をわざわざ壊すのを生り業にしている輩や、その結果増える崖崩れや土石流・洪水などを防止するために、莫大な税金を投入し、人工のダム造りを生り業にしている輩も存在しているのです。

　ダム造りは長い年月がかかるので、談合や政・財・官癒着の構図が隠し易く…水を溜める建築物なだけに水増し水増しが特別許される建設工事だから、最も美味しいターゲットなので造り続けるのか？また、工事管理？事務所とやらは… 建設中も完成後も、間接稼働には天下りも含め、もってこいのお勤め居場所が確保され、温存された訳なんでしょう。


　日本列島の山奥にどれだけの人口ダムを造ったものなのか、本当に恐ろしいことをしてくれたものです。　山奥のダムが 決壊 したならどんな事が起きるでしょうか？

　そうです… 山から、とてつもない 土石流 津波 が押し寄せて来るのです！

　コンクリートは長持ちして１００年ぐらい？どんなに頑丈に造っても岩盤が割れたらおしまいですし、直径３０ｃｍ の隕石が当たっただけで木端微塵に壊れます。 もしもテロリストが日本を滅ぼそうとするなら、弾道ミサイルを使う必要は無く、東京に流れ込む河川支流のダムを一斉に爆破するだけで、ミサイル以上に広範囲にわたり首都圏が 破壊 されてしまうのでは！
　

　四方を海に囲まれた日本は、北朝鮮からも密入国され、日本人まで拉致されても気が付かない国ですから… テロリストは船で簡単に侵入して来ると思います。　北関東の山深くまでわけ入り、山奥のダムサイトに 爆薬 を仕掛けるのは容易いことでしょう！

　さらに、やっぱり大地震が一番怖いです。　活断層だらけの山奥にダムを造ることは、とにかく止めてもらいたい！

　間もなく起きる周期の【関東大地震】であるが…関東各水系の人工ダムが決壊したなら東京都 及び、関東一円は 壊滅状態 に陥るのではないかと思います！

　約９０年前の【関東大震災】の頃は 山にダムが無かったのではないか？ しかし、東京都の場合は急激な都市化人工増による水源確保策として、あちこちの河川水系に危険分散的に水がめ を造る方法で対応してきたのではと考えます。 でも、それは気が付いたら１００年タイマーの【時限爆弾】になる可能性が出てきた。

　関東の地震は100年周期でやってくる。 仮に相模湾を震源とする大地震が起きた場合… 都内はビル、家屋、高架橋の倒壊や道路の陥没、火災 に加え 東京湾から 津波 が襲ってくるので内陸部に避難しますが、山からも凄い速さで 土石流 津波 が押し寄せ、挟みうちに遭い、東京都は 地獄と化す可能性があります。　東日本大震災の犠牲者２万人の比ではない犠牲者が出るかも知れません！　まさか？関東ローム層が陥没？なんてことは考えたくないですが… 地上にも地下にも重い建築物が、地層＆プレートに一番乗っかってるのは東京都ですから、果たしてどうなることやら。 さらに「富士山」も近い。　おとなしく鎮座している確率は少ないような気がする。


　私は… 猪瀬さんが道路公団と戦っていた頃から、彼のファンです。　彼は日本民族のことを真に考えている「侍」の一人です。
　彼を東京都知事に選んでくれたことで、日本の首都は救われるかも知れません！　猪瀬知事なら、迫る関東大地震の対応も考えておられ… 危機管理についても万全な態勢をとられると、信じております。


　今度、起きる関東大地震で「やんばダム」が決壊するかどうか誰も分かりません。が… やんばダム建設再開を陳情した知事達、押し進めた政治家＆官僚達は、そこまで考えが及んでいるとは思えませんけど、決壊しないこと生き延びることを祈った方がいいでしょう。 山から来る津波は 想定外 とか、『天罰』とか、公人であったなら言う資格はありません！　それは【自業自得】ですから、

　ここ鹿角では…昭和初期頃、尾去沢鉱山の「中沢ダム」が豪雨で決壊し山から土石流が街を襲い、まるで 地獄絵図 のようであったと、今も語り伝えられております。　清流「米代川」は１００ｋｍ下流の能代まで茶色に染まり、河口で発見された犠牲者もおられたとのことです。（合掌）


　『人の造ったダムはいつか決壊する！』・『地球が生きている限り、地震と火砕流は起きる』… これは日本民族にとって平等な、何人も常備すべき 《 教訓 》 だと思います。

　自然現象には想定外も想定内も無く、歴史上の事実を正確に紐解くしかないのです。 福島第一原発だって…建設当時、アメリカのGE社は海抜30mの崖を10mだけ削って、20m地点に建設しようとしたのに、日本側は維持費がかかるので20m削って海抜10mまで下げさせたと、某新聞で見たことがありました。　おそらく…GE社は過去の地震・津波履歴を詳しく調べた上での海抜20mを導き出したものと思います。　当時、原子力保安院が関わっていたのかは知りませんが… ど素人の発想には、ほとほと呆れてしまいます！　（こんなのはもう仕事じゃないですね！）


　人間も自然の生き物… 山のダムは、山の主である植物達に任せて、恩恵を授かるのが自然への礼儀であり、共存共栄の長い歴史であると思います。

　その我々、日本民族の繁栄を守ってくれている宝物が、奥山に住んでいる ブナ や 笹 などの 原生林 なのです！
　だから… 国民の財産である『国有林』は、どんなことがあっても伐採させてはならないのです！　人間も生き物すべてにとって、水がどんなに大切なものか分からぬ 愚か者の犠牲になることだけは…一度きりの人生、誰でも嫌ですよね！

　30年ほど昔… 秋田県の役人や政治家は、世界の恥さらしになったことがありました。
　皆さんご存じの、世界一のブナ林を誇る 世界自然遺産 『白神山地』です。

　この自然林に目を付けた亡者どもが、寄ってたかって【伐採＆林道】開発を進め始めたのですが… 八森町から山を傷つけ始めて間もなく、青森県の反対に遭い、さらにその愚かな行為が世界中に知れ渡りついに観念してしまったという経緯がありました。


　『世界一のブナ林』 が 秋田県と青森県境にあるということを、PRできた功績と相殺する形で許してあげたのか定かではないが… その後の責任問題は覚えておりません。

　地球規模では、最近の地球は 約１０万年の「氷期」と１万２千年の《間氷期》を繰り返している。 現在の間氷期の始まりは日本では、１万３千年前の 縄文時代 である。　偶然、縄文人が栄えたのではなくて…「氷期」が終わり暖かくなり、植物界も針葉樹が衰退して〖広葉樹〗の繁茂する世界が訪れたので、人類の祖先も繁栄し地球上の食糧を求めそれぞれ移動を始めたため、日本列島の先住民になったのでは？と思います。 私の薄学ですが主に…北海道と東日本は アイヌ民族（縄文系） 、西日本の近畿・中国・九州は、支那・スキタイ・朝鮮の混合民族 ではないかと判断しています。

　今回の《間氷期》では、日本民族の末裔が何をやったのかと言うと…わざわざ〖広葉樹〗を切り、ツンドラ地帯が来る前に【針葉樹】を増やし、原発と核融合で 海水の湯沸かしを励行した。　これが次の「氷期」にどう影響するのかは想像がつきません！　でも、人間が何をしようが どう考えようが、近い将来「氷期」は確実にやって来ることでしょう。

　１９９２年の、ブラジルサミット・アジェンダ２１では… 地球の最大の《環境問題》は、なんと【７０億の人口】  だったそうなんです。
　地球上の適正人口は【１０億人】　えっ 　ま、まさか！ 次の「氷期」１０万年で 【６０億人】 が餓死する
　愛する地球が… 自動的に「氷期」を使い、増えすぎた生き物達を調整しているなんて思いたくないですね！
　
　南極の氷を調べると、何年前に何が起きてその時代の空気の成分量まで分かるらしい。今の周期では…2500年頃までに「氷期」が訪れる予定ですが、あと５００年人類が存在するのか？地球があるのか？と、問われたなら  　現在の人類の科学力から推測して… 日本列島に住んでいる人間は５世代先（150年？）でほぼ消滅するも、脱出組みと地球全体では３００年は生き残り、５００年後は多分…《風の谷のナウシカ》状態で、ある数種族のみ奇跡的に存在するのではないか？ いや、生きていて欲しいです！

　地球については… やたらに穴掘りをしない限り、人工的な爆発➡消滅はないと思うが、このまま核融合を繰り返したり、何万発もの核戦争が起きたら…大気がどうなるのか誰もその先は分からない。　地球上のあらゆる水素Hと酸素Oが、もし分離したらアウト 　多分、地球は大爆発を起こすかも知れません。　大気だけが無くなって、火星のように惑星本体が残ったとしても、隕石や宇宙線に曝される世界ではエイリアン的生命体しか住めないと思う。もし水がどこかに残ったとしても トリチウムが濃くて人類は確実に絶滅するだろう。　奇跡の星 …地球の命運が、まさか「トリチウム（重水素）」にかかっていたなんて、人類が気が付いていなかった？のは取返しのつかない愚かで哀れなことである。

　地球破壊では、海底に穴を開けるだけでなく【電磁波】も超怖ろしいので、どうか使い方を間違わないことを祈るのみです。　２１世紀になっても世界中どこの国を見ても、現在の【儲け・保身】しか眼中になく、地球の自然や人類の未来を考えている素ぶりは全く見えないのが残念でならない！　
　騙したり、苛めたり、脅したり、誘拐したり、殺したり、侵略したり … 小さい頃から６５年目まで同じことばかりで、うんざりです！ もう 　
 
　休憩します。
　いつになるか分かりませんが、次回へ…