昨日の夜、ラジオを聴きながら散歩しました。
散歩中は、特に決まった番組を聴いているわけではなく、適当に選局しながら歩いています。
昨日は、「星野源のオールナイトニッポン」を聴いていました。その中で、ラジオやVHSに特有の音質が曲に味わい深さを与えることがある、という話題がありました。
僕もその考えに同感です。ポケットラジオから流れる音楽には、HiFiとは別の魅力があります。
僕にとって、AMのポケットラジオの音質が合う曲は、カーペンターズの「Close To You」です。この曲は、記憶は曖昧ですが、中学生の頃、布団の中でラジオの深夜放送で、初めて聴きました。なので、僕の中では、この曲はAMラジオ特有の音質で印象に残っていました。後年、CDでこの曲を聴いたとき、「なんか違うな」と思った思い出があります。
音質もそうですが、映像についても、VHSの映像には魅力があります。
媒体としてのカセットテープやVHSは、デジタルの媒体(ROM)に比べて不便なので衰退してしまいましたが、あの不便と粗さが、便利になった現代においてはノスタルジーとして、一種の魅力になっているのだと思います。