ようやく治療が終わり
念願だった”旅”に出ました。
ずっと行ってみたかった 鳥取”三朝温泉”まで
長崎・佐世保から”車”で行くことに。
さて・・行けるのか??
それも・・私の車 軽自動車ですけど・・・苦笑。
行く!と決めたのは 連休明けの6月のこと。
最後の投薬が終わる10月29日の翌日
朝9時に佐世保を出発!
ナビの予定だと 三朝温泉に16時半には到着、所要時間は、7時間半。
案外・・遠くはないかな・・と甘い考えのまま 出発!
九州自動車道から~下関・関門海峡を渡り~~本州上陸!
山口・美祢辺りに来ると 山の景色が ちょっと変わります。
遠くに カルスト台地がちらほら。
修学旅行で行った 秋芳洞はこの近くかな・・?!そんな話をしながら
お昼休憩に立ち寄ったのは”美東SA”
ここで 食べたかったのは 山口名物”瓦そば”
熱々の瓦の上でジュ~ジュ~・・音を立てる茶そば
瓦で焦げ目がついてパリパリになるのも また美味しい。
母は フグ天うどん
長州鶏のから揚げも。
天ぷらもお蕎麦も 出汁が効いててどれも美味しい!
名物食べて 満足!
さて 既にお昼の13時を過ぎてる・・が ここは まだ山口県。
目的地は・・まだまだ遠い。
途中、こまめにトイレ休憩を取りながら 足と体をストレッチ。
中国自動車道をひたすら北へ・・。
山陽道と違い 中国自動車道は 非常に 車の交通量が・・・少ない。
道も トンネルが多くカーブも多く 上り下りも多い・・。
ずっと山の中を走るので これは・・夜は確実に・・真っ暗だ・・。
できれば明るいうちに 都心部へと出たいものだが
秋の日は つるべ落とし・・とはよく言ったもので
5時半を過ぎると トンネルを超える度に・・辺りは 暗くなり・・。
中国自動車道から~~米子自動車道へ。
湯原ICを降りる頃には もう真っ暗。
ナビの指示通り進むも 山間のその道は 進む道路の先さえ見えない状況。
40分ほど走り・・着いたぁ・・・。
三朝温泉”後楽”
(翌日の朝 撮った写真です。)
館内も モダンレトロな大正ロマン?溢れる素敵なお宿。
お部屋も広々して 気持ちがいい~。
お食事時間が迫っていたので さっそく お食事会場へ。
お腹は ペコペコ。
秋尽くしの前菜に 山陰のお魚
メインは 鳥取和牛のすき焼き
鳥取和牛の陶板焼き
鳥取和牛の柔らかさに 感動!
あまりのお肉の柔らかさに 歯が弱い母も感激。
お肉がとろけるって こういうことを言うのか~。
全てのお料理が 美味しく 一個一個 お品書きを確認しながら食べていたら
あっというまに一時間が過ぎ
目で見て 舌で味わって
本当に 大満足のおもてなし料理でした。
部屋に戻った後は・・このために来た!と言っても過言ではない
三朝温泉・ラドンの湯!!にはいるべしっ!
三朝の由来でもある
”ここの湯につかって 三たび 朝を迎えると元気になる”という
世界屈指の ラドンの含有量。
九州には このラドンの湯は なかなか・・ない。
時間が 21時を過ぎていたこともあり お風呂は貸し切り状態。
手術の傷あとが気になり
これまで温泉は躊躇していましたが
おかげで 気兼ねなくお風呂に浸かることが出来ました。
一年ぶりの温泉に 心も体も癒され
改めて ようやく終わった・・と目頭がじんわり・・。
夜もぐっすりよく眠れました。
翌朝、早起きして もう一度 温泉に浸かり
朝食まで ちょっと辺りを散歩することに。
旅館のすぐ隣には 三徳川が流れ
秋らしい ひんやりとした朝の空気に包まれていました。
川の横には 温泉街ならではの 商店街。
早く到着していたら ここも散策してみたかった。
川には 河原温泉もあり
熱々の湯気のたつ温泉に
地元の方でしょうか?! 朝の一番風呂?を堪能していらっしゃいました。
旅館に戻り 朝の朝食です。
朝ごはんとはいえ なかなか豪華。
お蕎麦に
鮭の陶板焼き
いつもは ヨーグルトとパンとコーヒーだけですが
こういうところに来ると 食べられるものですね~
美味しく 全て 完食!
もっと三朝を堪能したいところですが
この日は 山陰を回って 広島・宮浜へと移動予定。
朝の九時に旅館を出発!
三朝温泉に来たかった最大の理由へと 向かいます。
それは・・
日本一危険な国宝と言われる
”三徳山三佛寺”に行くこと。
ここには
崖のくぼみに 役行者(えんのぎょうじゃ)の法力で えいっ!っと投げ入れたとされるお堂があります。
その名も ”三徳山三佛寺 投げ入れ堂”
それが・・こちら!
お堂まで とても行けない・・ので
誰でも お堂が拝めるよう ”よう拝所”が設けられています。
このお堂・・標高900mの険しい山中にあり
それもこのお寺が開山したのが 西暦706年。
1300年も前のことです。
そのお堂が今でも現存している不思議。
神秘的なお堂です。
このお堂の近くまで登ることができますが・・その登山は 半端ない・・
ですが・・登った先には
登ったものしか見ることができない景色が広がる・・。
あぁ~~~~~
俄然、登ってみたくなりました!
でもこの山に登るには 必ず”二人以上での登山”というルールがあり
ですが 体力的にも 誰でもが登れる山でもなさそうで・・
山ともだち に 一緒に登ろう!と簡単に言える山では決してなさそう・・。
なので・・お盆に兄が帰省した際
こういう山があるので 「いつか一緒に登ってね」と既に確約を取り付け
今回は いつか登るための下見にきたのでありました。
やっぱり見に来てよかった!
ここに登るために
体力つけるぞ!健康維持するぞっ!
そんな目標ができました。
1300年の神秘のパワーをもらったその勢いのまま
次なる目的地・・鳥取砂丘へ車を走らせるのでありました・・。