alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

パリで仕事?

2011年05月31日 | フランスへの道


 「ミキ、今度の土曜は何してるんだい?
シャンパーニュに行ってみる?」「は?シャンパーニュ?
って 飲み物じゃなくて 場所のことですか?」と
あまりの突然の申し出に目を丸くしながらビストロの
仕事の代表の言葉に答えてた。
「そうだよ パリから50キロくらいだからね」


 あまりに突然だったので その日はちょっと無理だったけど
今日は息子を事務所の人たちに預かってもらい
シャンパーニュまで行って来た。


 シャンパーニュ、シャンパーニュ!!
母に話したら「まあ夢みたいねえ うらやましいわ」と
言われたりして 私の中でも夢みたいで
そう 夢みたいではあったのだけど


 なかなか道は困難だ。


 「今回は大事だからね なんとかして
広告がとれるようにしないといかん」と念を押されたものの
10年ぶりくらいに身をおいた いわゆる
ほんまもんの高級フランス料理のお店に招かれ
代表とシャンパーニュの会社の人と一緒に
昼食会をさせてもらったのだけれど
もう2人が会話しはじめると 一生懸命聞こうとしても
60%くらい理解するのが精一杯で
ここで食い込まなきゃと思っても
入って行くのは難かしい。

 だけどだまってちゃ絶対だめだ!!
だまってたら石になってしまうと思って
少しでも隙があったり 興味の持てそうなことがあったら
なるべく質問するようにしたけど
それでも気持はかなりできなくてごめんなさいモードになって
だいぶネガティブになってしまった。


 あーあ ここまでやってきたのに

 これじゃあ進めないのかな


 あーあ ここまで来たというのに

 やっぱり難かしいのかな


 そうして諦めたくなってしまって

 フランス料理は私には重すぎるだとか
ついこの間まで日本で専業主婦だっただけなのにとか
弱音を吐きたくなってしまう。


 それでもこうして 沢山の素晴らしい機会を与えてもらって
ギャルソンレースに行かせてもらったり
サンジェルマンデプレのカフェを巡るマラソンの取材を
させてもらったり(よかったら読んでみてください
お金はないけど ただで
美味しいお酒を飲める機会を沢山もらったり
(今日ははじめてシャンパンが美味しいと思えて幸せでした)
念願のワイン畑を見せてもらったり 普通の人は
入れないところまで 代表が一緒だから
行かせてもらえたりできるのだけど


 それだけで すごいことなんだけど


 お金がないとか どうやって稼ぐんだとか
生きていけるのかとか考えだすと
あー やっぱり、、、 と後ろ向きになってしまう


 それでもここまで来たんじゃないか


 私の今の状況は 何一つ確かといえるものはなく
確かといったら蓮太郎が私を好いててくれることくらい?
それ意外にはもう 神のみぞ知るとしかいいようがない
日本で違う未来が待っているのか それでもパリにまた
来ようとするのか 東京が実は合っているのか
田舎で暮した方が実はいいのか
私にはよくわからない


 それでもここまで来たということ


 それだけでも 何ヶ月か前の私には夢のようで
1年前には「お願いだからちょっとでいいから
カバンもちでもさせてください」と思ってた
今はカバンもちじゃなくって 一緒にいろいろ
取材するときに連れて行ってもらえるようになり
私もだいぶ記事を書いたりさせてもらえるようになった
それは何年か前にしたら 本当に夢の様なことなわけで



 1年前にはワインのことなんて 全くもって
わからなかった ワインなんてまずいじゃないか
くらいにしか思ってなかった そんなワインしか知らなかった
だけど今では スーパーの棚をおそるおそる見てみたら
この仕事のおかげでかなりの名前を知っていた
あーあれはなんとかで 確か魚に会うんだそうな
あーこれはフーデックスで試飲したやつ
そうそして今日は2種類の本当においしい
シャンパンを試飲させてもらって おかげで
シャンパンが美味しいこともわかったし
同じシャンパーニュといっても味にいろんな違いがあること
それから知らなかった製造方法もわかって本当に
勉強になった そんな今 は 未来への
はじまりなのだろうか。



 フランスは パンとハムとチーズとワインの国で
おいしいけど こってりしていて 時には嫌になったりもして
ものすごく和食が恋しい(そしてしょっちゅう和食を
つくって身体の均衡を保ってる) ここにきてから
沢山の人の話や自分の経験で 日本のよさもよーくわかった
日本のあの繊細さや 食の豊かさや美しさ
そういうのが恋しくなったり 素敵だなあと思ったりする
だけど日本に帰ったら?きっとまたここが恋しくなるのだろう
そんなこともうこの10年くらいでよくわかっているじゃないかと
自分に何度も言い聞かせてみたりするけど どうなのかなあ


 日本とフランスを行ったり来たり
お互いにお互いのいいところを紹介しあって
お互いのいいとこどりができたなら
それで素敵なのかなあ フランスがいいとこもある し
日本が優れてるとこも沢山あるわけで
それでもフランスでなんとか仕事をしたりしたいなら
ここにいてフランス語にまみれているしか方法はないのだろう
何かできることがあるんだろうか
私だからこそ できることって あるんだろうか
少しでも道が開けてほしいのだけれど
諦めるまえに 奮闘してみる それが私の道なのだろうか

フランスに行くなら

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