山口県の名所と言えば萩が思い出される。
修学旅行でも人気のスポットで幕末に活躍した吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎。
そして維新後に活躍した伊藤博文、山県有朋などを輩出した。
山口、萩なしにはこの時代の歴史は語れない。
今でも総理大臣の輩出は日本一ではあるが、かつての栄華を反映した繁栄が山口にあるかと言えば残念ながらそうではない。
県庁所在地の人口としては全国でワースト3で高齢化が進む企業の進出もままらない。
そんな山口県は中世までは日本で最も発展していた文化都市だった。
平家が源治との戦いで逃げ込んできたこともあり小京都の様相を呈し、大内氏が力を持っていたころまでは賑わっていたようだ。
その大内氏が作ったとされる瑠璃光寺の五重塔はわびさびの感じられる素晴らしい「作品」である。
山口県庁や市役所から少し郊外に向かったあたりにある瑠璃光寺。
この五重塔はあの司馬遼太郎が絶賛した見事な塔である。
五重塔の前はきれいな庭園のようになっているし、園内には薩長会談が行われたと言われる枕流亭がある。
ここは中に入れるが、2階に上がると懐かしい昔の家屋と言った佇まいが楽しめる。
この素晴らしい場所も観光シーズンでも閑散としているのは少し寂しいが、逆に言えばのんびり楽しめるから山口に旅行に行くならお勧めだ。
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