毎晩ツイートを拾い集めていますが。
「脱原発派のみる東京都知事選」短縮版 - NAVER まとめ http://t.co/lvkwuv8BXo 更新しました。
細川/小泉陣営にもっと延びて欲しいところですが、マスコミが小泉隠しをしていることで、風が吹かない状況というだけでしょうか?
やっぱり、「将来的には脱原発」と考えている人たちに対して、舛添候補が、ぬけぬけと「私も脱原発」と迎合しているのが、論点そらしの手法として有効なのでしょう。
(舛添さんって競走馬を持っていたそうで、付けた名前が、アトミック・サンダーだそうです。ヤルネッ!)
「即原発ゼロ」を自分とは少しずれた意見と捉えるこの人たちの層を相手に、「即ゼロ」を訴えている細川/小泉陣営としては、不安を解消させる材料を提供したいところです。
当面の不安はこの二つでしょうか?
愛媛新聞2月2日に出ていた原発再稼働の賛成理由より
再稼働賛成派の不安1.「電力不足が心配だ」=原発ゼロにして電力は足りるの?
再稼働賛成派の不安2.「電気料金の値上げが困る」=原発ゼロにして、化石燃料輸入増加の経済的な悪影響は家計にまで来ないの?
再稼働賛成派の不安3.原発なしで温暖化対策は大丈夫?
僕自身の答えは以下のようなものになります。東京都と四国電力管内でも状況は違うとは思いますが。
再稼働賛成派の不安1.「電力不足が心配だ」=原発ゼロにして電力は足りるの?
→ 電力が足りない場合があるかもしれないけれど、需給が逼迫している場合にこそ、原発を運転していると事故を起こしやすいんですよ(広域停電由来の原発メルトダウン)。
人口減少社会への転換が急速ですので、新たな需要に備える必要は少なく、逼迫時には需給管理でなんとか凌ぎましょう。今後自然エネルギーの大量導入をしていくと、需給管理の手法をなるべく多く盛り込む方向が拡大できて、経済も活性化しやすいでしょう。
再稼働賛成派の不安2.「電気料金の値上げが困る」=原発ゼロにして、化石燃料輸入増加の経済的な悪影響は家計にまで来ないの?
→ 今の政府が「輸入燃料3.8兆円増加と宣伝している」経済的な悪影響は、その大半が元々の石油高騰(ピークオイル問題の現れ)と円安(アベノミクスによる)の影響であり、脱原発を否定したいがための言いがかり。実際には原発停止の悪影響はLNGの増加の内の0.9兆円分だけだという分析もあります。
(ピークオイル問題とは、石油資源の成長の限界。利用可能資源量の半分を過ぎる頃には生産量が頭打ちになり、採掘に費用と期間がかかり、エネルギー収支比も落ちるなどの限界が明らかになります。その結果、右肩上がりの需要と供給の間でギャップが恒常的に広がり始めるため、価格の乱高下を起こし、経済を破壊するショックを起こすと言う問題です。2006年頃が在来原油の生産量ピークであったことを国際エネルギー機関IEAも認めています。)
ピークオイル問題は、真剣に取り組むべき重大な課題だけれど、原発再稼働でそれに対応するのは不可能。社会構造の見直しに至る「大転換」問題。
再稼働賛成派の不安3.原発なしで温暖化対策は大丈夫?
これまでの日本の温暖化対策は、原発に頼り切っていたから、原発固有のリスク「事故が波及して他の原発も止まったままになるリスク」が効いているのが今の状態。京都議定書の目標は、かろうじて経済悪化で 達成したかも知れませんが、今後は社会を完全に「脱化石燃料化」するという長期目標を着実に実行していかないといけない。上の「大転換」問題と同一の課題です。
実効的な温暖化対策やピークオイル対策として、原発をこれから国内で100基単位建設する、というシナリオが、フクシマの事故を受けて、ありえない夢物語になったからには、遅かれ早かれ、脱原発、脱化石燃料へという「大転換」への道を取るしかないでしょう。
不安があるのも分かりますが、東京都民の皆さんも、新たな挑戦をすることで、前向きな飛躍を進める路線を選び取って欲しいと思います。
舛添候補は口先だけの脱原発であって、自公の後ろ盾で当選すれば、安倍首相他の、
この最終的にゼロを目指さない、後ろ向きの足を引っ張る圧力にはとうてい抵抗できるはずもありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます