「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。
前の記事を書いていて自分の抗菌薬の処方傾向が気になったので、電子カルテである期間の経口抗菌薬の処方量を調べてみました。抗菌薬は薬によって1日の服薬量が異なるし、飲むべき期間も異なります。患者さんの人数も考慮しなければなりません。こんな表はあまり意味が無いのですが、大雑把な傾向は分かるかも知れません。
- ペニシリン系
- サワシリンカプセル250 5943カプセル
- ワイドシリン細粒20% 313g
- オーグメンチン配合錠250RS 702錠
- クラバモックス小児用配合ドライシロップ 244包
- マクロライド系
- クラリス錠200 4992錠
- クラリス錠50小児用 60錠
- クラリスドライシロップ10%小児用 140.65g
- ジスロマック錠250mg 98錠
- ジスロマック細粒小児用10% 6.9g
- ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g 3バイアル
- セファロスポリン系(第1世代)
- L-ケフレックス顆粒 318包
- セファロスポリン系(第3世代)
- メイアクトMS錠100mg 18錠
- フルオロキノロン系
- クラビット錠500mg 39錠
- クラビット錠250mg 10錠
- クラビット細粒10% 7包
- その他
- バクタ配合錠 928錠
- ミノマイシンカプセル100mg 84カプセル
ペニシリン系抗菌薬が圧倒的に多く、マクロライド系薬もかなり多いです。一方「だいたいウンコ」であるところのメイアクトMS錠は18錠しか処方していません(1日6錠ですから3日分です)。フルオロキノロン系のクラビットも極めて少ないです。その他の薬でバクタ配合錠が多いのは、膀胱炎に対して処方しているからです。ご同業の方が見ていたら、こっそりコメントをメールしてくださるとうれしいです。