「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防接種が進んでいます。当地区では高齢の方への接種は一巡したと思われますが、それ以外の方への接種はワクチン製剤の供給が滞っているため個別接種(かかりつけ医での接種)は困難な状況です。このため大規模接種会場などでの接種をご案内しています。詳しくは接種予約サイトをご覧いただくかコールセンターへお問い合わせください。
一般に感染症にかかるとその病原体に対する免疫(抵抗力)ができます。病原体を元に作られたワクチンを接種すると感染症にかかるのと同様に免疫ができ、その感染症にかかりにくくなったり、かかっても病状が軽く済んだりします。
現在日本で使用されている新型コロナウイルスのワクチンは3種類ありますが、いずれもウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクタンパク質の「設計図」となる遺伝情報を投与するものです。すると細胞中で新型コロナウイルスのタンパク質が作られ、その結果免疫が誘導され抗体が作られるという仕組みです。
当院では新型コロナウイルスのワクチンを接種した後の効果を確かめることができる「抗体検査」を始めました。ワクチン接種後2週間以上経過してから検査をするとよいでしょう。検査は採血をして行い、結果は1週間程度でご自宅に郵送いたします。自費の検査となり料金は4,400円(税込)です。詳しくは受付でお尋ねください。