技術:横山です。
先月末に公開された映画「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」を観てきました。
バイオハザードと言えば1996年に発売された1作目から累計1億本以上売れた大ヒットシリーズで、2002年から計6本作られた実写映画も有名ですが、今作は旧シリーズとは無関係に1から仕切り直したリブート作品となっています。
旧シリーズはオリジナルキャラを主人公にして回を重ねる毎にゲームから離れていきましたが、今回はゲームのキャラを主人公にしてゲームで言う1作目と2作目を1つに混ぜた話となっていて正直「詰め込みすぎでは?」とも思うのですが、妙な魅力があり個人的には特に面白くない映画だとは思いませんでした。
ただ見る前に理解しておいた方が良い事として、本作はホラー映画だという事。旧シリーズやCG映画シリーズが派手なアクションで敵を蹴散らしていく作風ですが、本作は真っ暗な洋館の中で襲い来るゾンビの群れをかなり切羽詰まって撃退したり、弾切れになったらナイフで立ち向かおうとするなど初期のゲームの雰囲気が良く出てるのではないかと思いますがその辺りを勘違いすると肩透かしを食うかもしれません。
後、ゲームのキャラは出てくるのですが大体皆設定が違っている為ゲームのファン程困惑する可能性もあります。特に凄いのがシリーズの裏主人公とも言える「アルバート・ウェスカー」で1作目だと主人公たちが所属する特殊部隊の隊長として登場しますが、その正体はアンブレラ社(ウイルスを作っていた元凶の会社)の幹部クラスで仲間と言うかスパイの立ち位置の人なんですが、本映画だと単なる街の警察官で、報酬につられて仲間を裏切る小者っぽい人になっています。(但し冒頭、深夜のレストランでチームの仲間と楽しそうにしているシーンは必見。こんなウェスカーが見られるのは多分この映画だけ)