命きらめいて☆馬、犬、猫など動物に関する理不尽な事件や心温まる出来事の記録

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宮古馬死因についての考察

2018年12月22日 14時14分50秒 | 事件


この3年で、2ヶ所のネグレクト虐待飼養者のもとで、13頭が死んでいる。7年間で15頭のうち13頭だというから、あり得ない数字だ。

死因について考えてみた。

骨折

馬房の柵に4年も繋がれたまま子供を産まされ、やせ細って死んでいった母馬の残した仔馬が11日に亡くなったこの仔馬であったという。
https://twitter.com/i/status/1072836957951033344

死ななくてよい命だった。普通に飼えば普通に生き延びる命だった。

仔馬が誕生したときにもらえる補助金10万円は一体何に使ったというのか。仔馬用のミルクを買いもせず放置した飼養者。こんな小さな離乳前の仔馬を放置すれば弱っていき、日を待たずして死んでしまうのはマニュアルなんてなくてもわかることだ。見かねたボランティアさんがミルクを上げてくれたおかげで元気に飛び跳ねるようになった。

そんな仔馬が壊れた柵の隙間から逃げてしまうという理由で繋ぎっぱなしにしたここの飼養者。新聞をまとめるようなビニール紐でふさぐだけで馬は出られなくというのに、そんな簡単な労働を惜しんだ。その結果、ロープが絡まり骨折。馬は骨折すると生きてはいけない動物だと知らなかったとは言わせない。初心者でもなく5年も6年も飼っていたのだから。

多種と比べて蹄や骨が硬いといわれる日本の在来馬が骨折で死ぬことはあまりないと聞く。それなのに骨折のケースは知っている限り二頭いる。住民やボランティアなどから「繋ぎ飼いは危険だからや辞めさせるように」との苦情が何件も何件も入ったのにもかかわらず、市も飼養者たちも長い間そのままにしたせいで仔馬は死んだ。いや、殺されてしまったのだ。

凍死

温暖な宮古島で宮古馬が過去に凍死したこともあっただって⁉北海道で保存されている宮古馬はみんな無事に生きてるぞ?本来寒さに強い大型動物の馬が凍死って聞いたことがない。それも亜熱帯気候の宮古島で!

寒さに耐えられなかった原因はあった。糞尿が溜まりぽちゃぽちゃなった狭い馬房で滑って転んでびしょ濡れになれば、凍死もあり得る。栄養不足で皮下脂肪もないガリガリな体だからなおさら凍えるだろう。

https://twitter.com/i/status/1073511673061724160

こんな状態だから、滑って転んで骨折して死んだ馬も他にいたにちがいない。床がコンクリートで、宮古馬の蹄は堅い蹄だからなおさら滑るというのにだ。このありさまはなかなか無い情景で、世界の愛護団体に発信すれば大騒ぎになるレベルだ。近代国家の一員として大きな恥をかくことになるだろう。

内臓疾患

馬の死因のトップである疝痛のことを指していると思う。便秘による腸閉塞だ。

馬は一日のほとんど草を食べている動物なので腸が長い。腸が常に動いていれば疝痛が起こりにくいので、運動は大切で、餌が少なくても多すぎてもなりやすいという。十分な餌が与えられず、運動もままならない。不潔で横になることも寝返ることもはばかられる場所でストレスがかかり、その上過密飼育によるストレスも重なって病気にならない方がおかしいではないか。

以上説明してきたように、餌を十分やってある程度清潔にしておけばそんなに起きることではないことばかりだ。死ななくてもいい命が数多く死んでしまった責任は保存会と飼養者両方にあると言えよう。

餌代が足りないとはただの言い訳で、そんな問題では片づけられない原因が多いということがこれでわかってもらえただろうか。これが虐待ではなくて、なんだというのか!?市も補助金目当ての悪徳飼養者もわかりませんでしたあ、知りませんでしたあ、で済ませようとしている現状は本当に腹立たしい限りだ!



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