「きもちわるい」って言われながらも劇場に足を運ぶなんて、私もアレですね・・・。
というわけで、40過ぎのオバサンが一人で観に行くほどハマっているエヴァンゲリオン。言わずと知れた名作です。でも、ご覧になったことのない方もいらっしゃるかもしれないので、私なりに感想を述べさせていただきます。
そもそもエヴァンゲリオンとは何か?ロボットじゃなくて人造人間みたいですが、その正体は謎だらけ。そんでもって、訳が分からないままにエヴァンゲリオンに乗せられて、「使徒」というこれまた訳の分からない敵と戦わさせられる14歳の主人公の少年。「イヤだ、イヤだ」と言いながら戦い、「自分は、どうしてここにいるのか。何のために戦っているのか。」と自問するその姿は、まさに「何のために生きているのか」という人生そのものに対する苦悩です。次々に襲い掛かる「使徒」と呼ばれる敵は、その姿も行動も様々に変化して、まるで人生の困難な試練そのものです。そして最後の敵は人間であり、その敵を倒したとしても、自分の内面と向き合い自分自身と戦わなければならないという、この奥深さ…たまりません…。テレビ版では散りばめられた数々の謎がまったく解明されないままでしたが、それはすなわち、私達が存在する理由や人生の意味に答えなんてないということでしょうか。そして、数々の謎が解明されることを期待して観た前作の映画では、答えが示されるどころか、さらに難解な脳内劇場のトンデモナイ映像を見せられました。人生の意味は自分自身で考えることであって、他に答えを求めることはできないということでしょうか…。でも、日常生活では話題にしにくい「自分の存在理由」や「人生の意味」について考えたり語り合ったりできることも、この作品の魅力だと思います。14歳の主人公達は、いろいろな葛藤や寂しさを心に抱えていて、誰かとひとつになりたい、他人に認めてもらいたいと苦しむ姿は、まるで自分の中のチルドレンと向き合わされているようです。彼らを守っているバリアは「ATフィールド」と呼ばれていて、それは心の境界というか壁みたいなものです。心に壁があるから私達は守られているのですが、そのせいで孤独でもあります。ネットの世界では、個人が自分の心の内を思い思いに語っていて、心の境界が緩和されているようにも感じます。私がブログを書いているのも、誰かに理解してほしいからかもしれません。でも、心の境界がなくなって誰かとひとつになるのは怖いことでもあります。私達は理解し合うことはできず、みんな孤独…そんな「気分」の作品だと思います。
今回の映画は、テレビ版と大きなストーリーの変化はありませんが、戦闘シーンには迫力があり、情景も美しいです。「エヴァンゲリオン」を観たことがない方で、その世界を知りたい方には、序章となるこの作品は、いい機会かもしれません。
というわけで、40過ぎのオバサンが一人で観に行くほどハマっているエヴァンゲリオン。言わずと知れた名作です。でも、ご覧になったことのない方もいらっしゃるかもしれないので、私なりに感想を述べさせていただきます。
そもそもエヴァンゲリオンとは何か?ロボットじゃなくて人造人間みたいですが、その正体は謎だらけ。そんでもって、訳が分からないままにエヴァンゲリオンに乗せられて、「使徒」というこれまた訳の分からない敵と戦わさせられる14歳の主人公の少年。「イヤだ、イヤだ」と言いながら戦い、「自分は、どうしてここにいるのか。何のために戦っているのか。」と自問するその姿は、まさに「何のために生きているのか」という人生そのものに対する苦悩です。次々に襲い掛かる「使徒」と呼ばれる敵は、その姿も行動も様々に変化して、まるで人生の困難な試練そのものです。そして最後の敵は人間であり、その敵を倒したとしても、自分の内面と向き合い自分自身と戦わなければならないという、この奥深さ…たまりません…。テレビ版では散りばめられた数々の謎がまったく解明されないままでしたが、それはすなわち、私達が存在する理由や人生の意味に答えなんてないということでしょうか。そして、数々の謎が解明されることを期待して観た前作の映画では、答えが示されるどころか、さらに難解な脳内劇場のトンデモナイ映像を見せられました。人生の意味は自分自身で考えることであって、他に答えを求めることはできないということでしょうか…。でも、日常生活では話題にしにくい「自分の存在理由」や「人生の意味」について考えたり語り合ったりできることも、この作品の魅力だと思います。14歳の主人公達は、いろいろな葛藤や寂しさを心に抱えていて、誰かとひとつになりたい、他人に認めてもらいたいと苦しむ姿は、まるで自分の中のチルドレンと向き合わされているようです。彼らを守っているバリアは「ATフィールド」と呼ばれていて、それは心の境界というか壁みたいなものです。心に壁があるから私達は守られているのですが、そのせいで孤独でもあります。ネットの世界では、個人が自分の心の内を思い思いに語っていて、心の境界が緩和されているようにも感じます。私がブログを書いているのも、誰かに理解してほしいからかもしれません。でも、心の境界がなくなって誰かとひとつになるのは怖いことでもあります。私達は理解し合うことはできず、みんな孤独…そんな「気分」の作品だと思います。
今回の映画は、テレビ版と大きなストーリーの変化はありませんが、戦闘シーンには迫力があり、情景も美しいです。「エヴァンゲリオン」を観たことがない方で、その世界を知りたい方には、序章となるこの作品は、いい機会かもしれません。
玉置さんの件、ありがとうございました!
エヴァンゲリオンのストーリーは未だに
良く分からないのですが、小学生だった
時に7時間並んで限定ポスターをゲット
したという思い出があります(笑)
ちなみに私のブログの記事の中で玉置さ
んのポスターの隣にあるのが、エヴァの
パンフレットなんですよ(笑)
私は「エヴァンゲリオン」をリアルタイムでは見ていなかったのですが、今年、ネットの無料動画で5話まで見たらハマってしまって、その後のお話はレンタルして見ました。
私もストーリーはよく理解できないのですが、なんだか宗教的、哲学的ですよね。
この「分からなさ」が、自分の存在理由の分からなさとか不可思議さに通じているような気がして、ストーリーの整合性よりも「気分」を味わうような感じで見ています。
哲学的という意味では、最近の玉置さんの曲にも通じるものがあるような気がします。
来年以降に公開される映画の続きが、どのように展開されていくのか、とても楽しみにしています。