ただの偶然なのですか

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映画「ぼくの大切なともだち」の感想

2008年11月06日 | 映画
親友って、何なんでしょう…。
どういう関係になったら相手を親友って呼ぶことができるのかしら…。
自分は相手を親友だと思っていても、相手もそう思っているかは分からないですし…。

独善的な中年男が、自分には友達がいないんじゃないかと思って、親友を探し始めます。
そして、社交的なある男に出会った彼は「友達の作り方を教えてほしい」と頼み、二人による友達作りのレッスンが始まります。

しかし、どうして友達ができないのか、自分ではその理由に気付いていない男。
自分のことって、自分では分からないものなんでしょうね。

そして相手の男は、親友のためだからって、あんなことをするなんて、お人よしすぎです。
そういうのって、親友とは違うような気がします…。

孤独な二人の中年男の様子がちょっと滑稽ですが笑えないのは、人はみんな孤独で、友達を求めずにはいられないからでしょうか…。
かなりシニカルな映画だと、私は感じました。

友達は作るものじゃなくて、なっていくもの。

相手の嫌な部分も許せて、相手の全てを無償で受け入れられるのか。
そこのところが描かれていてよかったです。

自分のことを考えてみると、私の親友はあの人です。
「私たち親友だよね」って聞いたことはないですけど…。




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