犬と暮らす

愛犬トトロ(シーズー犬)とKKの日常

父の認知症

2011年07月21日 | 日記
今日は今年90歳になる父の認知症について書いてみたいと思います。



▲これは1月に親族の結婚式で帰省した折りに、父が壊して
しまったネックレスです。私のバックの中をチェックしていたので、
その時にやらかしたんですね。妹に訴えたら
「お姉ちゃん、やられたね。置いとく方が悪い」
なんて言われてしまいました。


父が認知症と診断されて今年で3年目を迎えます。振り返れば、
おそらくそのかなり前から症状は出ていたのだと思います。
まだアルツと診断される前から、毎日のように父に電話をしていたのですが、
ある時、電話口の向こうで、受話器の置き方が分からないと言い始めました。
また、冷蔵庫内の温度を毎日計っているとも言いました。
そのうちまだそんなに古くもなかった冷蔵庫が壊れたのです。
それでも老化現象ぐらいにしか思っていませんでした。

そんな中、決定的な出来事がありました。
丁度北京オリンピック開催中の頃。母が携わっていた同人誌の
年1回の集金を、亡くなった母に代わって地域の10人足らずの購読者に
配布する役目を父が続けていました。このわずか10冊の集金額の計算を、
なんと毎日電話する度にしていたのです。
「お父さん、今何してるの? オリンピックで野球やってるけど知ってる?」
「お父さんは今、それどころじゃないがよ。お金がどうしてもあわんがやき、困っちゅう」。
電話口の向こうから聞こえる父の声は、
大好きな野球観戦にも身が入らないほどの狼狽振り。
こういう風な会話が何日か続いた後、ある日突然、妹から
「今、お父さんを連れて家に帰る所」という電話がありました。

事の顛末は、父がその夜、既に集金済みのご近所に行って、
集金の催促をしたということでした。即そのお宅から妹に連絡が入り、
「年寄りを一人、家に置いておかないように」とお叱りを受けたのです。
そしてその夜以来、父は妹の嫁ぎ先でお世話になり現在に至っています。

今、父はデイサービスに週6回通っています。
認知症と診断されてから3年が経ちますが、緩やかな進行の様で、
とりあえず、周りに多少の迷惑(この3年間で掃除機を3台、解体して
壊したそうです)をかけながらも、自分の事は自分でやれています。
(追記:掃除機解体といってもゴミの取り出し口に関する部分のみのようです)

認知症と診断されると、そのあと進行が速い、と聞いていましたが、
今、父を見ると、以前よりも穏やかに老後を生きている様な気がします。
妹に言わせれば「ほったらかし」とのことですが、とりまく環境に
恵まれている(かなり迷惑かけている)んですね、きっと。
(というわけで、私は妹家族に頭が上がりません)


…………おまけ…………






コメント
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太り過ぎ…

2011年07月01日 | ペット
先日テレビで、動物も人間も、腹八分目が健康の秘訣だと言ってました。
腹いっぱい食べるよりも八分目の方が免疫力もアップするそうです。
う~ん、まもなく13歳のトトロもダイエットが必要かも、
健康のために。



まるでミニブタ…ですよね。





コメント (9)
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