寒い冬。一日の疲れをリセットするには、お風呂でゆっくりお湯に浸かることですね。お風呂でお湯に浸かると体が軽く感じますが、これは体に浮力がはたらいているのです。
浮力とは、水などの流体中にある物体に重力とは逆の方向に作用する力です。浮力については「アルキメデスの原理」によって説明されています。アルキメデスが発見した物理学の法則で、「流体中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものです。
アルキメデスは紀元前287年頃、古代ギリシアの自治植民都市であるシチリア島のシラクサで生まれたヘレニズム時代を代表する自然科学者です。物理学・力学・数学を研究し、「円周率」や「てこ」の原理を証明したり、「アルキメデスの原理」を発見しました。後世の物理学・数学に大きな影響を与えた天才だったことはいうまでもありません。
そんな古代の偉人について考えながら、お風呂に浸かっている時が幸せな凡人です・・・。